大の里2場所連続で横綱から殊勲星 特別展で沸き返る故郷の石川・津幡町

AI要約

新関脇の大の里が11日目に横綱を破り注目を集める。

大の里の活躍を称えて、地元の石川・津幡町で特別展が開催される。

展示品の中には賜杯や賞状など約20点が飾られ、多くの人々が訪れている。

大の里2場所連続で横綱から殊勲星 特別展で沸き返る故郷の石川・津幡町

 持っている男はやはり違う。11日目に全勝の横綱照ノ富士に土を付けた新関脇の大の里(24=二所ノ関)。2場所連続で横綱から殊勲星に沸き返るのは、故郷の石川・津幡町だ。

 初土俵から史上最速となる賜杯を抱いた先場所後から、24歳の活躍をたどる特別展が町内で始まった。記者が立ち寄った6月下旬には、大の里本人から提供を受けたというゆかりの品々が飾られていた。名古屋場所中も展示を継続すると、足を運ぶ人が絶えない盛況ぶりだ。

 展示内容を詳しくみていくと、懸賞金袋や大入り袋、賜杯や三賞を受けた時の賞状など約20点。施設入り口には等身大パネルが設けられ、並んで写真を撮る人も少なくない。訪れた人たちの目を引く品々に、町職員の長井恒輝さんは「おかげ様で、たくさん見に来ていただいていております」と反響の大きさを実感していた。

 町では今後も展示品を入れ替えながら、常設展示として行う考え。2場所連続の賜杯の可能性はついえたが、地元から羽ばたいた大の里を見守っていく。土俵の上での活躍により、展示品もさらに充実することを願って。【平山連】