話題のプレミアリーグ・アメリカ開催案、ボーンマスオーナーは「ないね。ファンと伝統を尊重すべき」

AI要約

アメリカでのプレミアリーグ試合開催案について、ボーンマスのオーナーが否定的な意見を述べている。

プレミアリーグの関心が高まる中、アメリカでのプレシーズンは支持しているものの、公式試合はイギリスで行うべきだとの考えを示している。

プレミアリーグの最高経営責任者は、現在の計画に海外での公式試合は含まれていないと述べている。

話題のプレミアリーグ・アメリカ開催案、ボーンマスオーナーは「ないね。ファンと伝統を尊重すべき」

ボーンマスのアメリカ人オーナーであるビル・フォーリー氏は、プレミアリーグのアメリカ開催案について持論を展開した。

2026年に3カ国共催の形でのワールドカップ開催を控えるアメリカ。昨年にはリオネル・メッシがインテル・マイアミと契約を結び、さらに近年はプレミアリーグの強豪などが積極的にプレシーズンツアーを行うなど、サッカーに対する関心が大きく高まっている。また『NBC Sports』が2022-23シーズン~2027-28シーズンのプレミアリーグ独占放映権を27億ドル(4230億円)で獲得するなど、特にプレミアリーグへの関心が高まっていることなどが伝えられていた。

そうした中、4月には『NBC Sports』の幹部であるジョン・ミラー氏がプレミアリーグのアメリカ開催を「ぜひ実現したいし、それに向けて引き続き動いていく」と明言。さらにリヴァプールのトム・ワーナー会長も、『Financial Times』のインタビューで「いつかプレミアリーグの試合をニューヨークで開催することを決意している。東京で1試合、数時間後にロサンゼルスで1試合、また数時間後にリオで1試合、そのまた数時間後にリヤドで試合を行う日を作るという、クレイジーなアイディアもある」と語っていた。

プレミアリーグのアメリカ開催が話題となっているが、ボーンマスのオーナーは『BBC』で持論を展開。今夏にはアメリカでのプレシーズンを行っている同クラブだが、公式戦での開催には否定的な意見を述べている。

「今やっていること、プレシーズンの試合はやるべきことだと信じているよ」

「アメリカでプレミアリーグの試合を行う? イギリスでやるべきだ。イギリスのものであるべきだよ。私はファンとシステム全体を心からリスペクトしている。(アメリカ開催に)関わりたくない。ボーンマスのファンと話せば、フォーリーが我々のシステムと伝統を尊重していると話してくれると思う」

「アメリカでプレミアリーグ? ないね」

なお、プレミアリーグの最高経営責任者であるリチャード・マスターズ氏は、以前に海外での公式戦開催について「現在に計画には含まれていない」と否定している。