児童レイプ前科あるオランダ選手、パリ五輪で隔離措置へ

AI要約

前科があるレイプ犯がパリ五輪ビーチバレーボール男子オランダ代表に選出され、物議を醸している。選手は大会期間中に隔離措置を受け、メディアとの接触も禁止される。

過去に未成年の少女を3件のレイプで有罪判決を受けた選手は大会選手村への入場が許可されない方針に。再犯の可能性は専門家が「ゼロ」と判断している。

オランダオリンピック委員会が平穏を確立するために選手を隔離。一方、元競泳選手で選手団団長を務める人物は、選手を支持するコメントをしている。

児童レイプ前科あるオランダ選手、パリ五輪で隔離措置へ

【AFP=時事】2016年に未成年の少女をレイプした罪で有罪判決を受けた前科がある中で、パリ五輪のビーチバレーボール男子オランダ代表に選出されて物議を醸している選手が、大会期間中にチームメートから隔離されてメディアとの接触も禁止されると、関係者が明らかにした。

 現在29歳のスティーブン・ファンデベルデ(Steven van de Velde)は、12歳の少女に対する3件のレイプで罪を認め、禁錮4年の判決を受けた過去があると、英紙デーリー・テレグラフで先日報じられた。

 オランダ通信によると、同国オリンピック委員会・スポーツ連合(NOC*NSF)は21日、「平穏を確立する」ために、ファンデベルデがパリ五輪の選手村に入ることを認めない方針を決めたという。

 ファンデベルデについて、同委員会とオランダ・バレーボール連盟(Nevobo)は先日、専門家に相談して再犯の可能性は「ゼロ」と判断したと説明していた。

 元競泳男子の名選手で、パリ五輪でオランダの選手団団長を務めるピーター・ファン・デン・ホーヘンバンド(Pieter van den Hoogenband)氏は、オランダ公共放送NOSに対し、ファンデベルデがずっと以前から国際競技およびビーチバレーボール界で資格を保持しているとして、同選手をめぐる「騒動に驚いている」とコメントした。

 また、「われわれは共に良いステップを踏んできた。全てのアスリートは私にとって大切な存在であり、彼らをサポートしていく」とし、ファンデベルデが「この騒動に屈せず、強く持ちこたえていく」ことを信じていると述べた。【翻訳編集】 AFPBB News