最悪の無駄遣い…。マンC“不良債権”ワーストイレブン【MF】補強失敗の筆頭…。プレミアのスピードに苦戦したスペイン人
マンチェスター・シティが過去に獲得した不調選手をワーストイレブン形式で紹介。
ハビ・ガルシアは高額移籍金を投資されたが、プレミアリーグでの活躍は期待外れだった。
中盤での力不足やクラブとのサッカースタイルの不一致が問題となり、2シーズンで他クラブへ移籍。
マンチェスター・シティはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でシティが獲得した選手で“不良債権”となった例をワーストイレブン形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照。
MF:ハビ・ガルシア(元スペイン代表)
生年月日:1987年2月8日
在籍期間:2012年夏~14年夏
移籍金:2020万ユーロ(約28.2億円)
クラブ通算成績:76試合2得点0アシスト
2012年夏のマンチェスター・シティは、補強がことごとく外れた。その中でも最大級の失望がハビ・ガルシアだ。
この夏にマティヤ・ナスタシッチ、ジャック・ロドウェル、スコット・シンクレア、マイコンを獲得したシティ。その中でもハビ・ガルシアは最も高額で、2020万ユーロ(約28.2億円)を投じた。
17歳でレアル・マドリードのトップデビューを飾った大器は、その後、ベンフィカで活躍してシティにやってきた。ただ、プレミアリーグのスピード感に全くフィットせず、プレーの遅さに周囲がやきもき。ファンの信頼を勝ち取ることはできなかった。
ヤヤ・トゥーレやフェルナンジーニョといったMFに比べて明らかに中盤の支配力にも欠けたハビ・ガルシアは、2シーズン後にロシアのゼニトへ移籍。クラブとして目指すサッカーとかみ合わないことははっきりしていただけに、クラブの計画性にも問題があった補強と言えるかもしれない。