【名古屋場所】新関脇大の里が痛恨4敗目 高田川親方「差し込まれたら引く癖がある」

AI要約

新関脇大の里が大相撲名古屋場所で幕内豪ノ山に敗れ、大関昇進への道が厳しくなった。

先の夏場所での史上最速優勝から一転、今場所では4敗目を喫し、2桁勝利が必要とされる状況になった。

大の里の立ち合いや引く癖を指摘する声もあり、10日目の大関琴桜戦での勝利が大関昇進への望みをつなぐ鍵となる。

【名古屋場所】新関脇大の里が痛恨4敗目 高田川親方「差し込まれたら引く癖がある」

 大関挑戦へ、痛い黒星だ。大相撲名古屋場所9日目(22日、愛知県体育館)、新関脇大の里(24=二所ノ関)が幕内豪ノ山(26=武隈)に押し出されて4敗目(5勝)。取組後は「また明日ですね。一日一番、集中して頑張ります」と言葉少なだった。

 新小結だった先の夏場所で史上最速優勝。連覇なら大関昇進の可能性もあったが、これで全勝の横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)とは4差。ただ、今場所で2桁勝利を挙げれば、来場所でも大関とりに挑戦できる。

 土俵下で審判長を務めた高田川親方(元関脇安芸乃島)は「(大の里は)負けるとしたら立ち合い。差し込まれたら引く癖がある。前に出ると力が出るが、押し込まれた時が課題。2桁勝たないと? 本人も一日一番と考えていると思う」。大の里の弱点に厳しい見方を示した。

 10日目は大関琴桜(佐渡ヶ嶽)との一番。来場所での大関とりに望みをつなぐためには、残り6日間で1敗しか許されない厳しい状況となった。