【名古屋場所】照ノ富士が中日給金で独走 復帰白星の尊富士には注文「差しちゃダメ」

AI要約

大相撲名古屋場所8日目、横綱照ノ富士が無傷の8連勝を達成し、調子を上げて優勝争いを独走している。

尊富士も復帰し、照ノ富士は相撲内容に注文をつけるなど、一派勝ちとなる一日であった。

照ノ富士は、まだ気が抜けない状況だが、勝負が始まる1週間前という意識を持ち、気持ちを引き締めている。

【名古屋場所】照ノ富士が中日給金で独走 復帰白星の尊富士には注文「差しちゃダメ」

 一人横綱が〝一人旅〟だ。大相撲名古屋場所8日目(21日、愛知県体育館)、横綱照ノ富士(32=伊勢ヶ浜)が幕内湘南乃海(26=高田川)を押し出して無傷の8連勝。中日給金を決めた取組後は「落ち着いて、じっくりやろうと思いました。(初顔の相手でも)まわしを取って寄っていけば。圧力がかかっていたから良かったと思います」と納得の表情を浮かべた。

 2場所連続の休場明けながら、尻上がりに調子を上げて全勝で優勝争いを独走。2敗力士も3人となり、千秋楽前のV決定が現実味を帯びている。横綱は「調子が上がっている? まだ分からないですね。その日その日の積み重ねですから」と慎重な口ぶりながら「ここからが勝負じゃないですか。1週間ありますから」と気持ちを引き締めた。

 一方で、この日は弟弟子の尊富士(25)が十両の土俵で復帰。新入幕Vを達成した春場所千秋楽以来の白星を挙げた。照ノ富士は「いつも通りじゃない。本人に声をかけた? 特に」と言いつつも「差しちゃダメなのに差しちゃった」と相撲内容に注文をつけることも忘れなかった。