ナダル 4時間の死闘制しツアー2年ぶりの4強、勝利の瞬間は特大のガッツポーズ<男子テニス>

AI要約

元世界ランク1位の38歳のナダルがワイルドカードでノルデア・オープンの準々決勝で第4シードを逆転勝利し、ベスト4進出。

ナダルは芝シーズンをスキップし、パリオリンピック直前の今大会に出場。大番狂わせで8強入りを果たす。

ナダルは4時間近い死闘を経て、ツアーで2年ぶりのベスト4進出を果たし、準決勝では予選から飛び入り参加しているアドゥコビッチと対戦する。

ナダル 4時間の死闘制しツアー2年ぶりの4強、勝利の瞬間は特大のガッツポーズ<男子テニス>

男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は19日、シングルス準々決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)が第4シードのM・ナヴォーネ(アルゼンチン)を6-7 (2-7), 7-5, 7-5の逆転で破り、3時間59分の死闘の末にベスト4進出を果たした。

今季での引退も示唆している38歳のナダルは先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)出場後、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を含む芝シーズンをスキップ。

今月27日に開幕するパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)の前哨戦として今大会に出場すると、1回戦ではワイルドカードで出場した世界ランク461位のL・ボルグ(スウェーデン)、2回戦では第5シードのC・ノリー(イギリス)をいずれもストレートで下し8強入りを決めた。

準々決勝、第1セットは互いに3度ずつブレークを奪い合う展開となりタイブレークに突入。最後は突き放されセットダウンとなった。第2セットもブレークの取り合いとなったが、ナダルは3度のブレークに成功し終盤で勝ち越し、セットカウント1-1と追いつくと、ファイナルセットは3度のブレークを許しながらも4度のブレークに奪取。試合を通して10度ものブレークに成功し、約4時間の死闘を制した。

38歳のナダルがツアーで4強入りするのは今シーズン初めて。2022年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来 約2年ぶりとなった。

準決勝では予選から出場している世界ランク130位のD・アドゥコビッチ(クロアチア)と対戦する。アドゥコビッチは準々決勝で同85位のT・モンテイロ(ブラジル)をフルセットで下しての勝ち上がり。

同日には第7シードのN・ボルジェス(ポルトガル)と世界ランク121位のT・ティランテ(アルゼンチン)がベスト4入りを決めている。