ナダルと決勝「夢のよう」 27歳ボルジェス初V王手＜男子テニス＞
第7シードのN・ボルジェスが世界ランク121位のT・ティランテをストレートで下し、ツアー大会初の決勝進出を果たす。
ボルジェスは準決勝で確かなプレーを見せ、ワイルドカードのナダルとの初対戦で勝利を目指す。
ナダルは大会での実績を持ち、ボルジェスは夢のような試合を楽しんでベストを尽くす意気込み。
男子テニスのノルデア・オープン（スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250）は20日にシングルス準決勝が行われ、第7シードのN・ボルジェス（ポルトガル）が世界ランク121位のT・ティランテ（アルゼンチン）を6-3, 6-4のストレートで下し、ツアー大会初の決勝進出を果たした。決勝では元世界ランク1位のR・ナダル（スペイン）と対戦することとなるボルジェスは試合後「夢のようだ」と語った。
27歳で世界ランク51位のボルジェスは今大会、1回戦で世界ランク153位のA・ペレグリーノ（イタリア）、2回戦で同182位のH・ロシャ（ポルトガル）、準々決勝で同223位のT・スカトフ（カザフスタン）を下し4強入りした。
この日の準決勝、ボルジェスはファーストサービス時に82パーセントの確率でポイントを獲得し相手のブレークを1度に抑えると、リターンゲームでは3度のブレークに成功。試合を通じて16本のウィナーを決め、1時間9分でツアー大会初の決勝に駒を進めた。
ボルジェスは決勝でワイルドカード（主催者推薦）で出場している元世界ランク1位のナダルと対戦する。ナダルは同大会で2005年に優勝しており、ツアーでは92回の優勝経験がある。ボルジェスとナダルは初の顔合わせ。
ボルジェスはナダルとの対戦について試合後のオンコートインタビューで「彼（ナダル）が以前優勝したトーナメントの決勝で彼とコートを共有するなんて夢のようだ。僕は競争しながらも、できるだけ楽しんでベストを尽くしてプレーする。どうなるかな」とコメントした。
