【オリックス】中島監督「みっともない試合になって申し訳ない」大敗だけではなくケガ人も続出

AI要約

オリックスは前半戦最終戦で楽天に大敗し、主力選手のケガも相次いだ。中嶋監督はファンに申し訳ないと謝罪した。

チームは前カードから4連敗し、借金5で前半戦を終えた。指揮官は前を向いて次に向かう意気込みを見せた。

主力選手の状態や次節への影響が心配される状況下で、チームの克服すべき課題が浮き彫りになった。

【オリックス】中島監督「みっともない試合になって申し訳ない」大敗だけではなくケガ人も続出

<オリックス5-12楽天>◇21日◇ほっともっと神戸

 まさに踏んだり蹴ったりの前半戦最終戦だった。左腕佐藤一磨投手(23)が約1カ月ぶりの先発で2回を持たずに6失点KOされるなど、今季2度目の2桁失点で楽天に大敗。中嶋監督は「これだけたくさん(3万4565人)お客さんが入ってくれて、みっともない試合になってしまって申し訳ない」とファンにわびた。

 負けただけではなく、ケガ人も続出した。体調不良の紅林は2戦連続欠場。太田は5回に二ゴロを打った際、右足かかとを痛めて6回から交代。9回には頓宮が頭部死球を受け倒れ込み、交代した。中嶋監督は「(頓宮は)経過次第になる。(太田は)ちょっと(程度が)でかそうですね」と表情を曇らせた。球宴メンバーに選ばれている紅林は体調が回復すれば出場可能とみられるが、太田は病院での診察を受けた結果次第で、初球宴を辞退する可能性もある。何より、主力に定着して打撃面での貢献度も高いだけに、離脱となれば影響が大きい。

 チームは前カードから4連敗。楽天に3連敗となった。実は22年8月から同一カード3連戦3連敗がなく、連敗しても3戦目は勝ったケースが8度あった。そんな粘り腰もこの日は効かず、借金5で前半戦を終えた。指揮官は「しっかり頭を整理して次に向かって行けるように」と前を向いた。【高垣誠】