【都市対抗】ミキハウスの元巨人ドラ1右腕・桜井俊貴、粘投も東京Dでの勝利はならず

AI要約

都市対抗野球大会の1回戦で、ミキハウスは桜井俊貴投手の粘りの投球も空しく、東京ガスに敗れた。

桜井は巨人のドラフト1位右腕であり、8回途中5失点で登板を終えた。しかし、力強い直球で空振りを奪う場面もあった。

過去7年間で巨人で13勝を挙げ、“現役復帰”の思いからスカウトから選手に復帰し、ミキハウスに加入した桜井は、新たな舞台で飛躍を目指している。

【都市対抗】ミキハウスの元巨人ドラ1右腕・桜井俊貴、粘投も東京Dでの勝利はならず

◆第95回都市対抗野球大会▽1回戦 東京ガス5―2ミキハウス(21日・東京ドーム)

 ミキハウス(八尾市)は、巨人のドラフト1位右腕で、1年間のスカウト生活を経て今年加入した桜井俊貴投手(30)が先発。東京ガス(東京都)を相手に粘りの投球を見せたが、8回途中5失点で、チームを2年ぶりの初戦突破に導くことは出来なかった。

 2年ぶりの東京ドームのマウンドで、桜井は思い切り右腕を振った。「一塁側ベンチでしたし、懐かしい感じがありました。変わりなく投げやすかったですね」。背番号は入団時と同じ「21」。スタンドには、巨人時代のユニホームを掲げるファンの姿もあった。

 8回途中5失点で降板し、敗戦投手に。それでも、MAX147キロの力強い直球で空振りを奪う場面が何度もあった。「勝てればよかったんですが、それは来年の目標にしたい」と桜井は視線を前に向けた。

 2015年ドラフト1位で巨人に入団。7年間で通算13勝を挙げた。23年にスカウトに転身。アマチュア野球と接するうちに“現役復帰”の思いがわき起こり、今年からミキハウスに加入した。「誰もやったことのないことをやることで、勇気を与えられれば。そこは大事にしていきたい」。かつての本拠地での127球は、社会人という新たな舞台で飛躍するための糧となる。