川崎春花が新記録樹立で2連勝 空前絶後のバーディ合戦制す「支えてくださった方々のおかげ」

AI要約

若手女子ゴルファー川崎春花が、空前絶後のバーディ合戦を制して2勝目を挙げた。

前半で3つ伸ばした川崎が最終ラウンドを8バーディ・ボギーなしの「64」で締めくくり、トータル28アンダーで優勝した。

苦しい時期を乗り越えて強さを取り戻した川崎は、今後の活躍に期待が寄せられる。

川崎春花が新記録樹立で2連勝 空前絶後のバーディ合戦制す「支えてくださった方々のおかげ」

<大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日◇21日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)◇6505ヤード・パー72>

空前絶後のバーディ合戦を制した。単独トップで出た川崎春花が8バーディ・ボギーなしの「64」をマーク。トータル28アンダーで逃げ切り、前戦の「ミネベアミツミレディス」に続く今季2勝目、ツアー通算4勝目を果たした。

前半で3つ伸ばした川崎に対し、最終組の三ヶ島、山下は4バーディを奪取した。壮絶な伸ばし合いは後半まで続くかと思われたが、三ヶ島と山下が失速。川崎はそれを尻目に着実にスコアを伸ばし、最終18番を迎えた時点で2位と4打差をつけた。

最後は約1メートルを沈めてパーフィニッシュ。ギャラリーの大声援に笑顔で応えた。2016年に「大王製紙エリエールレディス」でテレサ・ルー(台湾)が記録した72ホール最多アンダーパー『-24』を4打更新。金字塔を打ち立てた。

「先週に続いて優勝できて、とれもうれしく思います。いままで支えてくださった周りの方や、ギャラリーのみなさまのおかげだと思っています」。優勝スピーチで持ち前の笑顔がはじけた。

ルーキーイヤーの2022年に2勝を挙げてブレーク。昨年は「ゴルフをするのが怖い」ほどの大不振に陥ったが、見事に克服してミネベアミツミLで復活優勝を挙げた。そこにきて、今回の超ビッグスコアでの記録的V。強い川崎が帰ってきた。

「5勝目を挙げられるように日々努力していきます。今後とも応援よろしくお願いいたします」

21歳の暑い夏はまだ始まったばかりだ。