世界121位が世界6位撃破の金星、23歳ティランテが初8強「人生最高の試合」<男子テニス>

AI要約

ティランテがルブレフを破りノルデア・オープンでベスト8進出。

ティランテは若手選手ながらツアー大会で活躍中。

準々決勝ではカルバレス バエナと戦う。

世界121位が世界6位撃破の金星、23歳ティランテが初8強「人生最高の試合」<男子テニス>

男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は17日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク121位のT・ティランテ(アルゼンチン)が第1シードで同6位のA・ルブレフを7-6 (7-5), 3-6, 6-4のフルセットで破る金星を挙げ、ツアー大会初のベスト8進出を果たした。

今季、チャレンジャー大会で優勝と準優勝を飾っている23歳のティランテ。ツアー大会には6度出場しており、2月のコルドバ・オープン(アルゼンチン/コルドバ、レッド クレー、ATP250)とモビスター・チリ・オープン(チリ/サンティアゴ、レッドクレー、ATP250)で2回戦に進出した。

ノルデア・オープンに出場するのは今回が初であり1回戦では予選勝者で世界ランク170位のJ・ファリア(ポルトガル)を3-6, 6-1, 6-4の逆転で下し初戦突破を決めた。

2回戦の第1セット、互いにブレークポイントを与えずサービスキープしタイブレークに突入。3度ずつミニブレークを奪い合い6-5の場面でティランテが4度目のミニブレークに成功し先行する。

しかし第2セット、3度のダブルフォルトを犯したティランテはセカンドサービス時のポイント獲得率が10パーセントに留まり3度のブレークを許す。自身は1度しかブレークを返せず、1セットオールに追いつかれる。

それでもファイナルセット、ティランテは第3ゲームで先にブレークに成功。第6ゲームで1度のブレークポイントを凌ぐとその後のサービスゲームをキープし、2時間24分で勝利した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにティランテのコメントを掲載しており「素晴らしい試合ができたと思う。こんなに大勢の人とプレーするのは初めてなので、とても緊張した。トップ10の選手と対戦するのは初めてだったのもあるしね」と語った。

「ここで最高のテニスができてとてもうれしい。これまで良い週がなかったけど、これが人生最高の試合なので、スウェーデンでのことは一生忘れないだろう」

勝利したティランテは準々決勝で世界ランク54位のR・カルバレス バエナ(スペイン)と対戦する。カルバレス バエナは2回戦、予選勝者で同160位のD・エフセエフ(カザフスタン)を2-6, 6-3, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。

同日には世界ランク85位のT・モンテイロ(ブラジル)と予選勝者で同130位のD・アジドゥコビッチ(クロアチア)が8強に駒を進めた。