ドジャース2年連続アジア開幕の裏に米野球人口の減少 NBA、NFLの人気が上…アジア、欧州での野球人気獲得急務

AI要約

米大リーグ機構(MLB)は、25年シーズンの日程を発表し、3月19、20日に東京Dで開催されるドジャース―カブスの開幕シリーズを発表した。

ドジャース・大谷翔平投手が東京Dで投手復帰し、二刀流の再スタートを切る可能性が浮上しており、その他にも山本由伸投手、カブスの今永昇太投手、鈴木誠也外野手も凱旋することとなっている。

MLBが積極的に海外での試合を開催している理由や、野球人気低迷への危機感、大谷翔平の活動などについても触れられており、世界規模での野球人気獲得が重要視されている。

ドジャース2年連続アジア開幕の裏に米野球人口の減少 NBA、NFLの人気が上…アジア、欧州での野球人気獲得急務

 米大リーグ機構(MLB)は18日(日本時間19日)、25年シーズンの日程を発表し、3月19、20日(日本時間)にドジャース―カブスの開幕シリーズを東京Dで開催することを発表した。日本での開催は19年のマリナーズ―アスレチックス戦以来6年ぶり。ドジャース・大谷翔平投手(30)が東京Dで投手復帰し、二刀流の再スタートを切る可能性も浮上した。山本由伸投手(25)、カブス・今永昇太投手(30)、鈴木誠也外野手(29)も凱旋する。

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 ドジャースは2年連続でアジアで開幕を迎える。キャンプ地からの10時間ほどのフライトは体に大きな負担もかかるが、MLBでは近年、積極的に海外での試合を開催している。

 英ロンドン、メキシコでも2年連続で開催中。米国内ではNBA、NFLの人気がMLBを上回っているともされ、さらには26年にサッカー北中米W杯が開催されるため、サッカー人気も高まっている。野球人口が減りつつあることもあり、アジア、欧州での人気獲得は急務と言える。

 大谷も野球人気低迷に危機感を持つ一人。グラブを日本全国の小学校に寄付する活動を行うなど、自らも積極的に状況を変えようとしている。野球は欧州では認知度がまだ低く、人気のあるアジアでは国内リーグが大きな注目を浴びる。MLBは世界に目を向けて必死に動いている。(MLB担当・安藤 宏太)