リーチは2年続けて〝地元〟札幌でのテストマッチ 「子供たちに素晴らしいプレーを見せたい」

AI要約

日本代表がイタリア代表とのリポビタンDチャレンジカップ2024に向けて宮崎合宿中。ジョーンズHCとリーチ主将は自チームに集中し、自分たちのやることにフォーカスしている。

リーチ主将はFLで先発し、LOポジションには桑野詠真が初キャップ。小山と松田に期待がかかり、リーチはリベンジを誓う。

札幌での2年続けてのテストマッチを迎えるリーチは去年の敗戦を忘れ、日本代表として素晴らしいプレーを見せることを目指す。

リーチは2年続けて〝地元〟札幌でのテストマッチ 「子供たちに素晴らしいプレーを見せたい」

ラグビーのリポビタンDチャレンジカップ2024・イタリア代表戦(21日、札幌ドーム)に向けて宮崎合宿中の日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)、FLリーチ・マイケル主将が19日、オンラインで会見した。

ジョーンズHCは「今週は『われわれ』のラグビーに集中している。イタリアは過去最高の世界ランキング8位に上がった手強い相手だが、あくまでも『われわれ』に集中している」と話し、リーチは「相手が何をしてくるのかではなく、自分たちのやることにフォーカスしている」と、そろってベクトルを自分たちに向けていることを明かした。

リーチは13日のジョージア代表戦で務めたLOから、本来のFLで先発。「4番から7番というのは、そんなに変わらない。ボールタッチも多かったし」と話した。リーチのあとのLOには桑野詠真が先発してテストマッチ初キャップ。指揮官は「ハードワークができる。ワークレートの高い選手を置きたかった。また、ラインアウトでリーダーシップをとり、ディアンズの負担を軽くしたい」と起用理由を説明した。

SHでテストマッチ初先発のSH小山大輝については「リーグワンで培ってきた経験をテストレベルでも発揮してほしい」と期待。今シリーズ初先発するSO松田力也には「これまでやってきたのとは違うプレーを求めているので、少し苦労していたが、とてもいい形で成長している」と、SOにもランでの仕掛けを求める「超速ラグビー」にアジャストしてきたと評価した。

リーチにとっては、札幌山の手高時代を過ごした札幌市での2年続けてのテストマッチ。昨年7月のサモア代表戦では前半に危険なプレーでレッドカードを受け、チームも22-24で敗れるという悔しい結果になったが、リーチは「去年のことは考えていない。多くの子供たちに日本代表として素晴らしいプレーを見せたい」と〝リベンジ〟を誓った。