「ユニホームが汚れてもいいじゃないか」公式戦3連敗のJ1アビスパ福岡・長谷部監督、スライディングシュート実演でゴール熱望

AI要約

J1アビスパ福岡はホームでの東京V戦に臨む。リーグ戦で2連敗し、勝利が必要な状況だ。

長谷部監督は選手に決定力の重要性を説き、得点にこだわる姿勢を示した。

FW佐藤凌我も得点への意欲を見せ、チーム全体で勝利を目指す決意を固めている。

「ユニホームが汚れてもいいじゃないか」公式戦3連敗のJ1アビスパ福岡・長谷部監督、スライディングシュート実演でゴール熱望

 J1アビスパ福岡は20日、ホームのベスト電器スタジアムで東京V戦に臨む。午後7時キックオフ。アビスパはリーグ戦で2連敗し8位に後退している。試合後は約3週間の中断期間に入るだけに長谷部監督は「もちろん勝った方がいい。ホームですしね。勝つ準備をして全員で臨みたい」と必勝を誓った。

 アビスパは10日の天皇杯3回戦の愛媛戦も敗れており、公式戦3連敗。その間、1ゴールと決定力不足に苦しんでいる。17日の練習の終盤、選手たちを集めた長谷部監督は「ユニホームが汚れてもいいじゃないか」と自らスライディングシュートを打ちながら熱弁を振るった。「いつもきれいな形で自分の思った通りには打てない。時には雨がすごかったり、ピッチが滑りやすかったりという中でボールを(ゴールの)枠の中に収めなきゃいけない」と泥くさく得点を狙うことを求めた。

 「ボールと足、頭の接点の角度や入り方でボールの行方は変わると蹴りながら見せました」と長谷部監督。古巣戦に臨むFW佐藤凌我は「とにかく枠に入れて決め切るというのが監督が求めている部分。そこに自分自身もフォーカスし、得点にこだわりたい」と力を込めた。

(向吉三郎)