巨人、超攻撃的オーダーで逆転勝利 左翼で攻守に躍動した岡本和真が7月9勝のうち6度目の決勝打

AI要約

巨人は岡本和真と坂本勇人を新しい打順に配置し、阪神を逆転勝利。岡本和真が大暴れし、オールスター前最終カードに臨む準備を整えた。

岡本和真の豪打が光り、6度目の決勝打を放つ。慣れない左翼守備でも全力プレーを見せ、チームに貢献。

阿部監督のオーダーの狙いや内野選手起用の悩み、新外国人の加入についても言及し、岡本和真の存在価値を証明した。

巨人、超攻撃的オーダーで逆転勝利 左翼で攻守に躍動した岡本和真が7月9勝のうち6度目の決勝打

◇17日 巨人4―3阪神(東京ドーム)

 巨人は今季初めて4番の岡本和真内野手(28)を左翼に回し、坂本勇人内野手(35)を「6番・三塁」で起用する超攻撃的オーダーで阪神に逆転勝ち。首位をキープして、オールスター前最終カードの中日3連戦(バンテリンドームナゴヤ)へと臨む。

 内野でも外野でも、主砲の豪打は変わらなかった。1点を追う4回、先頭の岡本和は阪神先発・大竹の内角高めスライダーを鋭くはじき返して左前へ。大城卓が中越え二塁打で続き、坂本が同点犠飛を決めた。

 3―3で迎えた5回1死一塁でも、大竹の甘く入ったカットボールをコンパクトな振りで捉えると、打球は中堅フェンスを直撃。一塁走者のヘルナンデスが激走で生還し、逆転に成功した。これで7月のチーム9勝のうち、岡本和が決勝打を放ったのは6度目という大暴れぶりだ。

 慣れない左翼守備でも、ファウルゾーンへの飛球を追ってフェンスに衝突する全力プレーを披露。「初めはしんどいなと思ったけど、最後は慣れてきた」と問題なくこなせることを強調した。

 阿部監督はオーダーの狙いを「坂本に打席を与えたいのもあるし、大城が打撃好調で外せなかった」と説明。新外国人のモンテスが1軍に加われば、内野の選手起用が一層悩ましくなる。「左翼・岡本和」のオプションが通用することを証明できたのは、単なる1勝以上に大きな収穫となった。