「めちゃめちゃ最高な誕生日」同志社香里・北野勇斗が喜び爆発 春王者大院大高に競り勝つ/大阪

AI要約

同志社香里が大院大高を2-1で破り、春の大阪王者に勝利した。18歳の誕生日だった北野勇斗投手が5安打を許し、8奪三振1失点の完投を果たした。

大黒徹雄監督が研究した「フライゲーム作戦」が成功し、北野投手は144キロの直球で27個中13個をフライアウトに打ち取った。

大黒監督の意気込みを受け、同志社香里は19年ぶりの夏2勝を達成し、次の3回戦に向けて高槻北と対戦する。

<高校野球大阪大会:同志社香里2-1大院大高>◇17日◇2回戦◇シティ信金スタ

 同志社香里が、春の大阪王者の大院大高に競り勝った。先発でこの日が18歳の誕生日だった最速144キロのエース右腕、北野勇斗投手(3年)が、5安打8奪三振1失点完投。「めちゃめちゃ最高な誕生日になりました。めちゃめちゃうれしいです」と喜びを爆発させた。

 「フライゲーム作戦」が奏功した。今夏、10年ぶりに指揮官に復帰した大黒徹雄監督(50)は「(大院大高の)研究をめちゃくちゃしました」と、内角、低めを徹底して突かせた。昨秋まで最速120キロ台だった直球を144キロまで進化させた右腕が、仕事を全う。27個中13個をフライアウトで打ち取った。

 6月17日の抽選会前、監督が「(大院大高のいるブロックを)引いてこい!」と託した大一番をモノにし、19年以来5年ぶりの夏2勝をもぎ取った。18日に高槻北との3回戦に臨む。【古財稜明】