【若松ボート(ナイター)ルーキーS】藤原碧生が2コース差しで今年3回目のV

AI要約

若松ボートのボートレースの優勝戦で、藤原碧生が枠なり2コースから差して優勝した。今年3回目のVを獲得した。

藤原碧生は勝利について喜びを表現し、機力やペラを変える決断などレース中のポイントを振り返った。

将来の目標や129期での実績について言及し、今後の活躍に期待が寄せられている。

【若松ボート(ナイター)ルーキーS】藤原碧生が2コース差しで今年3回目のV

 若松ボートの「ルーキーシリーズ第9戦 植木通彦フェニックスカップ第24回スカパー・JLC杯」は16日、最終12Rで優勝戦を行い、2号艇の藤原碧生(24)=岡山=が枠なり2コースから差して勝利。今年3月に浜名湖で初優勝を果たしてから、今回で早くも3回目のVを飾った。2着は1号艇の原田才一郎、3着は3号艇の津田陸翔が入った。

■ヒーロー

 現在最も勢いのある129期、藤原碧生が的確な運びでVをつかみ取った。「勝てると思っていなかった。若松では去年Fを切っていたし、優勝できてうれしいです」と率直に喜びを表現した。

 レースは枠なり3対3。インコースの原田才一郎はコンマ10のSを踏み込んだが、1Mではやや漏らし気味のターン。そこを藤原が鋭く捉えて差し切った。「無我夢中だったのでよく覚えていない」。その後も追いすがる原田を振り切って、Vゴールを駆け抜けた。

 機力も「準優が合っていなかったので、思い切ってペラを叩き変えた」と土壇場での修正力を発揮して、きっちり結果につなげた。「最近はペラが分かっていなかったけど、前節の児島(MB大賞)で何となくつかめてきた」。初めてだったビッグレースでの経験も糧にメキメキと力を増している。

 「A1をキープすること。ヤングダービーも控えているし、GⅠで勝てるようになりたい」と今後の目標を挙げた。逸材ぞろいの129期の中でも、今年3Vと実績は断トツ。今後の快進撃から目が離せない。(小野亮太郎)

■プロフィル

 ◆藤原碧生(ふじわら・あおい)2000年3月27日生まれ。129期、登録番号5217。岡山商科大を卒業。2021年11月に児島でデビューし、12月に徳山で初1着。24年3月に浜名湖で初優勝。通算8優出、3V。同期は西岡顕心、青木蓮、長谷川晴哉らがいる。159センチ、55キロ。