岩井明愛 メジャー記録に並ぶハーフ29の猛チャージ!パット復調で「練習して良かったなと思います」

AI要約

今大会初出場の岩井明愛が、メジャー記録並のハーフ29で猛チャージし、通算5アンダーに浮上。

パッティングが好調で、昨日の練習の成果を発揮。練習に熱心な姿勢を見せる。

岩井明愛は欧州名所を観光し、英語の勉強も続けながら、22歳初陣に臨む。

岩井明愛 メジャー記録に並ぶハーフ29の猛チャージ!パット復調で「練習して良かったなと思います」

 ◇米女子ゴルフツアー エビアン選手権第2日(2024年7月12日 フランス エビアン・リゾートGC(6527ヤード、パー71))

 1オーバーの75位から出た今大会初出場の岩井明愛(22=Honda)が1イーグル、5バーディー、1ボギーの65をマーク。後半だけで6つ伸ばし、メジャー記録に並ぶハーフ29の猛チャージで通算5アンダーに急浮上した。19年全英覇者の渋野日向子(25=サントリー)、パリ五輪代表の山下美夢有(22=加賀電子)はともに2日連続で71のイーブンパーで回った。

 米メジャー歴代タイ記録となるハーフ29で猛チャージをかけた。岩井明はインスタートの前半をイーブンパーで折り返すと、後半は怒濤(どとう)のバーディーラッシュで29をマーク。4つ伸ばして迎えた実測505ヤードの7番パー5では、残り232ヤードから2オンに成功させ、12メートルのイーグルパットを沈めた。

 「今日はパターが凄く入ってくれた。昨日ちょっと練習して良かったなと思います」。

 初日はパッティングが打ちきれず、グリーン上で34パットと苦戦。1オーバーの75位と出遅れた。ホールアウト後は練習グリーンに直行し、午後8時過ぎまで球を転がし続けた。居残り練習が功を奏し、この日は計26パットと好調。3、4メートルのバーディーパットが面白いように入り「昨日はちゃんとカップまで届くように練習しました。(成果が)出て良かったです。今日も(練習)やろうかな」と笑った。

 大会前には欧州の名所を観光。スイスのオリンピック博物館やシヨン城などを訪れ「歴史を感じました。観光の時間は結構リフレッシュできる」。昨年メジャーに初出場し、今大会が6度目の出場。現在は英語も勉強中で「やっぱり友達ができたら楽しい」と米ツアーを楽しんでいる。

 今月5日に誕生日を迎え、気持ちを新たに22歳初陣に臨む。メジャー最高成績は23年、全英女子オープンの11位。大会前から話す「テレビに映れるような位置でプレーしたい」という目標をかなえ、岩井明愛の名を世界に広めていく。