比嘉大吾、体重超過して失格となった2018年4月以来の世界戦で武居由樹に挑戦 「気を引き締めて前に出たい」

AI要約

9月3日に東京・有明アリーナで開催されるプロボクシングのダブル世界タイトルマッチの詳細が発表された。

比嘉大吾が武居由樹に挑戦するWBO世界バンタム級の試合で、近距離での激しい戦いが期待されている。

会見では比嘉の合宿状況や過去の戦績なども紹介され、興行は無料生配信される予定である。

比嘉大吾、体重超過して失格となった2018年4月以来の世界戦で武居由樹に挑戦 「気を引き締めて前に出たい」

プロボクシングのダブル世界タイトルマッチを9月3日に東京・有明アリーナで開催すると16日、主催の大橋ジム(横浜市)が発表した。セミファイナルでは元WBC世界フライ級王者で現WBO世界バンタム級1位の比嘉大吾(28)=志成=が、初防衛を目指すWBO世界同級王者の武居由樹(28)=大橋=に挑戦する。

この日は東京・港区のグランドハイアット東京で発表会見が行われ、13日から長野・諏訪市の霧ヶ峰合宿中の比嘉は会見にオンラインで出席し、「パンチ力のある選手なので、すぐに終わったり、終わらされたりする可能性がある。気を引き締めて前に出たい」と近距離での闘いを宣言した。

20日までの合宿では標高約1700メートルの高地で、比嘉を指導する野木丈司トレーナー(64)の指導の下、ジムメートの元東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック(AP)スーパーフェザー級王者の木村吉光(27)、WBOAPスーパーバンタム級10位の大湾硫斗(26)、WBA世界フェザー級7位の堤駿斗(25)と走り込みを行っている。

世界戦はWBC世界フライ級3度目の防衛戦の前日計量で体重超過して失格となった2018年4月以来。はい上がってきたプロデビュー戦から15戦連続KO勝利の日本記録保持者は「戻って来られてうれしい」と頰を緩めた。

興行はこの日の会見も独占無料生配信したNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で独占無料生配信される。プロ戦績は比嘉が24戦21勝(19KO)2敗1分け、武居が9戦9勝(8KO)。(尾﨑陽介)