「彼らは2軍でも強かった…」日本男子バレーに大逆転負けを喫した韓国のメディアが嘆き節! 代表戦士たちは「守備が鉄壁」「見習う必要がある」と感服

AI要約

日本男子代表が韓国招待試合で苦しい展開から逆転勝利を収めた。

韓国代表は日本のディフェンスに苦しむも、敗戦後に日本の戦術や冷静さを称賛。

日本は2連勝し、オポジットの高橋慶帆やアウトサイドヒッターの山崎彰都が活躍。

「彼らは2軍でも強かった…」日本男子バレーに大逆転負けを喫した韓国のメディアが嘆き節! 代表戦士たちは「守備が鉄壁」「見習う必要がある」と感服

 現地7月14日、韓国・堤川で開催されている男子バレーボールの国際大会「韓国招待試合」に日本男子代表(世界ランキング2位)が登場した。今大会に若手中心のB代表で臨んでいる日本は初戦で地元・韓国(同28位)と戦い、完全アウェーの舞台で2セットを先取される苦しい展開。それでも慌てることなく盛り返し、セットカウント3-2(23-25、20-25、25-19、25-22,15-13)の逆転勝利を収めた。

 ホームゲームで痛恨の黒星を喫した韓国。専門メディア『THE SPIKE』は「前日の開幕戦で世界7位のブラジルを相手に32年ぶりの勝利を挙げ、勢いに乗っていた韓国だったが、連勝はならず。日本戦は手痛い逆転負けに終わってしまった」と伝え、「日本は第3セットからブロックとディフェンスが冴えをみせて猛反撃を開始し、一気に突き放してみせる。彼らは2軍でもかなり強かった」と感服した。

 同メディアは、A代表で臨んだ韓国男子代表のメンバーたちのコメントも紹介している。チャ・ヨンソクは「先に2セットを奪いながら勝てなかったのだから情けない。日本はディフェンスが鉄壁で、ボールのハンドリング技術でも明らかに我々より優っていた」と回顧。ハン・テジュンは「日本の選手たちはどこでパワーを出すべきかを心得ている。切迫した局面で落ち着いていて、冷静に逆転するために集中していた。我々も見習う必要があり、もっと練習しなければならない」と反省の弁を述べた。

 一方で韓国代表を率いるブラジル出身のイサナイ・ラミレス監督は悔しい敗戦にも収穫を強調。「我々は長い旅路のプロセスにある。今後世界選手権やネーショズリーグで結果を残すためには、日本のような相手と戦って大いに学び、この雰囲気とレベルに適応していかなければならない。今日は良いチャレンジができた」と評している。

 

 この日の日本はオポジットの高橋慶帆(法政大)が19得点、アウトサイドヒッターの山崎彰都(ウルフドックス名古屋)が18得点と気を吐いた。ほかにも主将の大宅真樹(サントリー)や西山大翔(大阪ブルテオン)らが名を連ね、真保綱一郎監督のもとで14名が参戦している。翌15日に日本はオーストラリア(同34位)と対戦して3-0(25-18、26-24、25-22)のストレート勝ちを収め、大会2連勝を飾った。16日には中国(同26位)との第3戦に挑む。

 13日から17日まで開催される「韓国招待試合」には韓国、日本、オーストラリア、ブラジル、中国が参加しており、5チームによる総当たりのリーグ戦で順位を決定する。

構成●THE DIGEST編集部