メジャーV古江彩佳に2位豪州選手は脱帽「アヤカが勝負強さを発揮した」 大逆転許し1打差及ばず

AI要約

古江彩佳が海外メジャー大会で快挙を成し遂げ、樋口久子、渋野日向子、笹生優花に次ぐ日本勢4人目の制覇を果たした。

古江は最終ラウンドで豪州のステファニー・キリアコウを逆転し、18番でイーグルを決めて優勝を飾った。

キリアコウも自身のプレーに満足しつつ、勝ち切った古江を讃えたが、古江の勝利に敗れた悔しさを語った。

メジャーV古江彩佳に2位豪州選手は脱帽「アヤカが勝負強さを発揮した」 大逆転許し1打差及ばず

 女子ゴルフの海外メジャー今季第4戦・エビアン選手権は14日、フランス・エビアンリゾートGC(6527ヤード、パー71)で最終ラウンド(R)が行われ、1打差の2位タイで出た古江彩佳(富士通)が通算19アンダーで樋口久子、渋野日向子、笹生優花に次ぐ日本勢4人目の海外メジャー制覇の快挙を達成した。2位のステファニー・キリアコウ(豪州)も「私はベストを尽くした」と脱帽した。

 驚異の追い上げを見せた。首位のキリアコウと1打差で追う古江とローレン・コフリン(米国)による最終組。前半から伸ばす2人に古江は置いて行かれ、13番を終えた時点で3打差をつけられた。しかし、14、15番でロングパットを連続でねじ込み、16番も含めて3連続バーディー。さらに18番パー5も強気に池越えで2オンに成功させ、最後はイーグル締めで戴冠を果たした。

 豪ゴルフ専門サイト「ゴルフNSW」は「悲痛な思い:エビアンで、キリアコウは惜しくも敗れた」と題する記事を掲載。1打差の2位に終わったキリアコウのコメントを紹介した。「複雑な気持ちだわ。もちろん勝ちたかったけど、自分が望む通りにプレーしてベストを尽くした。そして最後の最後にアヤカが勝負強さを発揮した」。自身のパフォーマンスに満足しつつ、勝ち切った古江をたたえた。

「良い週だったわ。トロフィーを手に入れられなかったのは残念だったけど、週の初めに2位になると言われていたら嬉しかったでしょうね」と振り返ったキリアコウ。記事によると、キャリア最高の賞金73万1732米ドル(約1億1551万円)を獲得したという。