リッキー・ファウラーが“4番アイアン二刀流”で挑んだワケ

AI要約

リッキー・ファウラーはスコットランドオープンにおいて、風の中でのプレーを考慮し4番アイアンの二刀流戦略を採用した。

ファウラーは5番ウッドの代わりに2本目のロングアイアンを入れることで、風に強い弾道を打つ準備をした。

ファウラーはスコットランドのリンクスでのプレーに自信を持ち、2015年の大会で既に勝利を経験している。

リッキー・ファウラーが“4番アイアン二刀流”で挑んだワケ

◇米国男子ツアー◇ジェネシス スコットランドオープン◇ザ・ルネサンスクラブ(スコットランド)◇7237yd(パー70)

リッキー・ファウラーは“4番アイアンの二刀流”というクリエイティブな作戦で、スコットランドのリンクスに挑んだ。

ファウラーは5番ウッドを抜き、2本目のロングアイアンを入れることで、強風吹きすさぶスコットランド沿岸のコンディションに備えた。火曜日には時速32~48キロの風が吹いた。大自然はいつだって気まぐれなものだ。

ファウラーの標準的なクラブセッティングには、ロフト角23度の4番アイアンと、ロフト角18.5度の5番ウッドがある。しかし、ザ・ルネサンスクラブでは5番ウッドの代わりに、ロフト角19度の4番アイアンを投入。これは飛び系のオプションだという。

「こっちはより選択肢が多くなるんだ。風の中で、狭いエリアに強い弾道を打つにはね」

微細な変更だが、悪天候の中では、フェアウェイウッドを使用するより、ロングアイアンでプレーする方が、より安心感が高まるのは確かなところだ。ファウラーは欧州ツアーで長きにわたり開催されてきた今大会が、米ツアーとの共催になる前の2015年、近隣のガレインで開催された際に勝利している。優勝した際、ファウラーは「ゴルフの故郷であるスコットランドのリンクスコースでの優勝は、特別な1週間になった」と話していた。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)