【ハンドボール】前主将の落選で急きょ主将就任の渡部仁「チームを引っ張る存在でありたい」

AI要約

ハンドボール男子日本代表がパリオリンピック直前合宿地のドイツへ出発。主将の渡部仁がリベンジを誓う。

目標は最低でも東京五輪の成績を超えてベスト8入り。新主将としてチームをまとめる渡部仁は責任を感じつつも成長を実感。

国内合宿を経てドイツで事前合宿を実施し、強化試合を行い最終調整に入る。1次リーグ開幕戦ではクロアチアと対戦する。

 パリオリンピック(五輪)に出場するハンドボール男子日本代表が14日、成田空港から五輪直前合宿地のドイツへ出発した。渡部仁主将(34)が2度目の大舞台でのリベンジを誓った。

 目標は「ドイツ入りした日に選手ミーティングをして決めるので、まだ明確には決まっていない」としながら、「僕としては、最低でも東京五輪の結果を超えてベスト8に入ろう、と提案したい」。自身も出場し、1勝4敗の11位に終わった21年東京五輪超えを誓った。

 東京五輪後から主将を務めてきた東江雄斗が落選し、今月から新主将としてチームをまとめる。「キャプテンとして意識しないようにはしているけど、責任はある。コートの中でも、離れた時でもチームを引っ張る存在でありたい」と最年長としての自覚を見せた。 チームは1カ月の国内合宿を経て「規律が守れるチームになってきた」と成長を実感。ドイツ・シュツットガルトで事前合宿を実施し、20日にはハンガリー、21日にはドイツとの強化試合を予定している。その後パリ入りし、23日にエジプトと最後のテストマッチを行う。「3試合を成長する時間にしたい」と最終調整へ意気込んだ。

 27日に1次リーグ開幕戦で、2月に突然辞任したダグル・シグルドソン氏前監督が率いるクロアチアと激突する。