【ユーロ】イングランドの初優勝誓うサウスゲート監督「おとぎ話は信じないが夢は信じている」

AI要約

イングランドのサウスゲート監督はユーロ2024決勝に臨み、初優勝を誓う

過去の失敗を乗り越えて、チームは夢を信じて臨む

主将のケーンも勝利への強い意欲を示す

 欧州選手権(ユーロ2024)決勝に臨むイングランドのガレス・サウスゲート監督が13日(日本時間14日)に公式会見に臨み、「おとぎ話は信じないが、夢は信じる」と悲願の初優勝を誓った。

 1966年の母国でのワールドカップ(W杯)以来、主要国際大会での優勝がないイングランド。サウスゲート監督自身、96年に自国開催となった大会に出場。優勝したドイツに準決勝で敗れている。今回はドイツでその運命を感じるか? と問われると「おとぎ話は信じないが、夢は信じている」。

 そしてその言葉の意図として、こう続けた。

 「我々は大きな夢を持っているし、その重要性を感じている。しかし、たくさんのことを起こさねばならない。それは我々がここまで見せてきた終盤の得点やペナルティー戦ということを言っているのではない。明日は必ず実行させなければならない。素晴らしい物語になるだろうし、それは我々の手中にある。それには自分たちのパフォーマンスが最も重要なんだ」と回答した。

 下馬評ではスペインが優勢とみる向きが強い。しかし、最高のタレントをそろえているチームへの信頼は揺るぎない。サウスゲート監督は「何も恐れていない。何が起ころうとも、我々の組織はとても強い」と不安がないことを強調した。

 また、会見に同席した主将のハリー・ケーンも「イギリス人であるという格別な誇りがある。勝って特別な夜を過ごせるなら、僕のキャリアをすべて交換してでも成し遂げたい」と強い意欲を口にした。

 前回大会は決勝でイタリアに敗れているだけに、イングランド中のすべての期待を背負ってピッチに立つ覚悟を示した。