3か月ぶり3番抜てきの吉田正尚、猛攻の口火切る右前打 球宴選出の“難敵”相手に結果

AI要約

レッドソックスの吉田正尚外野手がロイヤルズ戦で3番DHとして活躍し、チームは11度目の完封勝利を収めた。

吉田は球宴選手の難敵ルーゴから3回に右前打を放ち、3得点の口火を切るなど貢献した。

吉田はチャンス打で活躍し、次の試合に向けて意気込んでいる。

3か月ぶり3番抜てきの吉田正尚、猛攻の口火切る右前打 球宴選出の“難敵”相手に結果

◆米大リーグ レッドソックス5―0ロイヤルズ(13日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 レッドソックスの吉田正尚外野手(30)が13日(日本時間14日)、本拠地ロイヤルズ戦に「3番・DH」で先発出場。球宴選出右腕のルーゴから3回に右前打を放ち、この回3得点の口火を切るなど4打数1安打1得点。打率は2割6分5厘となった。チームはブレーブスと並び、今季メジャー最多タイの11度目の完封勝利を飾った。

 打球速度110・2マイル(約177・3キロ)の鋭い当たりで“3番抜てき”の期待に応えた。1―0で迎えた3回1死の第2打席。初球のシンカーを右前に運んだ。続くディバースの左前打で二進し、2死後、アブレイユの右翼エンタイトル二塁打でホームに生還。さらに攻撃がつながり、吉田をきっかけにこの回一挙3点を奪った。

 4月16日(同17日)の本拠地ガーディアンズ戦以来となる今季4度目の3番に入った吉田。「昨日のうちに(打順は)聞いていました。いつもと同じ(ように備えた)」。相手先発ルーゴはこの日まで今季11勝3敗、防御率2・21はメジャートップで球宴にも選出された難敵だった。球種が多く完成度の高い右腕攻略に、吉田の打撃技術が試された中で結果を出した。

 初回無死一、二塁で迎えた第1打席は、不利な判定に泣いた。ボールカウント3―1からの5球目は明らかに外角に外れたボール球。確信して一塁に歩き出した途端、ストライクをコールされ、最後は見逃し三振に倒れた。「チャンスでしたし(打ちたかった)」とうっぷんを晴らすヒットでもあった。

 いよいよ14日(同15日)は前半戦最終戦。「明日が大事だと思います」と力を込めた。