「また繰り返さないように。何事も経験です」ソフトバンク松本裕樹、代役守護神で痛恨の逆転サヨナラ負けも気丈

AI要約

オリックスは2点を追う展開から逆転を果たし、しかし9回の逆転サヨナラ負けとなった試合を振り返る。

代役ストッパーの松本裕樹が狙い押し出し死球を与え、逆転を許すも、次に向けて前向きなコメントを残し、チームへの信頼も示された。

ルーキー大山凌の好投や逆転劇など、収穫もあったが、次戦に向けて反省を踏まえ再びチャレンジする構え。

「また繰り返さないように。何事も経験です」ソフトバンク松本裕樹、代役守護神で痛恨の逆転サヨナラ負けも気丈

 ◆オリックス4×-3ソフトバンク(10日、京セラドーム大阪)

 2点差を追う4回に山川穂高が23打席ぶりの14号ソロ、栗原陵矢は5回に右翼線を破る同点三塁打、8回には8号勝ち越しソロ。チーム一丸で追いつき、追い越した。しかし、最後のとりで、代役ストッパーの松本裕樹が大乱調。9回、いきなり3連打で満塁とされ、宗佑磨に押し出し死球、頓宮裕真に右犠飛。まさかの逆転でサヨナラ負けだ。

 下半身のコンディション不良でオスナが出場選手登録を抹消されたのが5日。代役にリーグトップの25ホールドポイントを誇る“8回の男”松本裕が繰り上がると、本拠地での7日の楽天戦では2点差の9回を3人で抑えた。今回は1点差のビジター球場。「この前のホームとはちょっと違うような雰囲気でした」。先頭の西川龍馬に7球粘られての中前打でリズムが狂ったのか、1死も取れずに追い付かれると踏ん張れなかった。

 「また繰り返さないように、次に向けてしっかりと、です。何事も経験です。はい」

 自分の心に言い聞かせるかのように、気丈に松本裕が語ったのが救いだった。3回からの3イニングを無失点でつないだルーキー大山凌の好投が効き、2点差を一度はひっくり返した展開を「よく逆転までいったなと思う。収穫の方が多かった」と小久保監督は振り返り、松本裕にも「またやり返せばいい」と揺るがぬ信頼を寄せた。

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