「事を起こそうというか…」ソフトバンク周東佑京が9回に三盗を狙ったわけ

AI要約
周東佑京外野手が9回にタッチアウトになる三盗を試みるも、チームは逆転できず敗戦周東は本塁打を狙っての走塁だったが、チームから「逆転を狙え」と肯定される周東は足を生かしたプレーで4打席中4打席で出塁するも、チームは逆転につなげられず負け
「事を起こそうというか…」ソフトバンク周東佑京が9回に三盗を狙ったわけ

 ◆日本ハム3-2ソフトバンク(13日、エスコンフィールド北海道)

 ソフトバンクの周東佑京外野手(28)が、1点を追う9回に三盗を狙いタッチアウトになった。「勝負をかけようかなとは思ったので。セーフになれれば二、三塁をつくれて逆転のチャンスがあるかなと思った」とその理由を明かした。

 9回、先頭打者として打席に立つと四球で出塁。今宮健太の右前打で二塁に進んだ。1死となって代打吉田賢吾への初球だった。三盗を狙ってスタートを切り三塁に頭から滑り込んだが、伏見寅威のストライク送球にタッチアウト。吉田も三振に倒れ、試合が終了した。周東は「事を起こそうというか。勝ち越し、同点以上を狙った時に一、二塁より二、三塁の方がいいかなと思ったので走った」とその意図を話した。

 小久保裕紀監督も「最終回も別に同点狙いにいってないので。やるなら逆転」と周東の狙いを肯定した。

 周東はこの試合、3試合ぶりに「1番中堅」でスタメン起用。「打つ方でなかなか塁に出られない日が続いていたので、どうやって塁に出ようかと考えた時に、今日のピッチャー(バーヘイゲン)だったらああいうのが一番有効かなと思った」と、1打席目と3打席目にセーフティバントを仕掛け内野安打をもぎった。7回にはこの試合三つ目の二盗を決め、両リーグ最多の30盗塁。「数はあまり意識していないので。(30盗塁)いったのは良かったかなと思う」と淡々と振り返った。

 5打席中4打席で出塁し、いずれも足を生かして得点圏に進むも得点につなげられず試合は逆転負け。リードオフマンの活躍を得点につなげられるかが今後勝利への鍵になりそうだ。(大橋昂平)

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