「必ず勝って送り出したかった」旅立つ松木玖生に同期の野澤零温が“J1初ゴール”でエール「僕にとっても本当に嬉しい」

AI要約

FC東京はアルビレックス新潟を2-0で下し、待望のJ1初ゴールを決めた途中出場の野澤零温が躍動した試合であった。

野澤はアカデミー育ちで2022年にトップ昇格し、J1で初のゴールを記録。試合後は移籍する松木玖生との感動的なシーンも見られた。

苦しい時もサポーターの支えを感じながら、勝利を決定づけるゴールを決めた野澤の笑顔が印象的だった。

「必ず勝って送り出したかった」旅立つ松木玖生に同期の野澤零温が“J1初ゴール”でエール「僕にとっても本当に嬉しい」

 待望のJ1初ゴールを決めた。

 FC東京は7月13日、J1第23節でアルビレックス新潟とホームで対戦。2-0で勝利した。

 開始6分に遠藤渓太が先制弾。その後はなかなかゴールを割れなかったが、78分、勝利を決定づける得点が生まれる。

 決めたのは途中出場の野澤零温。小泉慶の右サイドからのクロスに反応。左サイドを疾走し、最後はダイレクトシュートを流し込んだ。

 FC東京のアカデミー育ちで、2022年にトップ昇格し、今季でプロ3年目。これまでレンタル先のSC相模原や松本山雅FCでJ3での得点は記録していたが、J1でようやく目に見える結果を出した。

 試合後のフラッシュインタビューで、野澤は「いつもいつも、結果が出ない時も、難しい状況のなかでも、背中を押し続けてくださったファン・サポーターの方々の前で勝利を決定づけられる点を取れて、嬉しい気持ちでいっぱいです」と喜ぶ。

 また、同日には松木玖生の海外移籍を前提とした準備のためにチーム離脱が発表。同じ2003年生まれの同期と、自身の得点後に熱い抱擁を交わす姿もあった。

「今日は彼の最後の試合。必ず勝って、送り出したいと思っていた。それを実現することができたので、僕にとっても本当に嬉しいですし、松木選手の最後の試合を勝利で飾れたので、良かったです」

 そう語った後の20歳アタッカーの笑顔も印象的だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部