【高校野球】石川・鵬学園のエース加藤大河が8回ゼロ封…チーム唯一の県外出身者

AI要約

石川大会初戦で鵬学園が5-2で大聖寺を下し、リベンジを果たした。

愛媛県出身のエース、加藤大河が8回を3安打無失点で好投し、チームを勝利に導いた。

加藤は困難を乗り越えてチームを引っ張り、次も無失点を目指している。

【高校野球】石川・鵬学園のエース加藤大河が8回ゼロ封…チーム唯一の県外出身者

◆第106回全国高校野球選手権石川大会 ▽1回戦 鵬学園5-2大聖寺(13日・石川県立)

 1回戦が行われ、鵬学園は5-2で大聖寺を下して初戦突破を決めた。昨夏も初戦同一カードで大聖寺に敗れていたが、1年後にリベンジ。エースのサイド右腕、加藤大河(3年)が先発し、抜群の制球力を武器に、8回を3安打、無失点と好投した。加藤は「去年は悔しい思いをしたので、勝てて嬉しいです。リベンジできました」と笑顔を見せた。

 愛媛県出身で、チーム唯一の県外出身者。兄の大地さんも以前に同校でプレーしており、中学卒業後は進学を決意。入学当初は不安もあったと言うが、下宿して練習に励んできた。元日の能登半島地震発生時には愛媛県に帰省中で「心配になってみんなに電話した。地面が割れたことなどを聞きました」と振り返る。1か月間、自宅でリモート授業を受けた後、2月にやっと学校に戻ることが出来た。

 「目標は4強に入ること。次も無失点に抑えたいです」と加藤。困難を乗り越えて、北陸の地で飛躍を目指す。(中田 康博)