「日本は私たちより小さいけど…」危機感を覚える韓国期待の23歳が“日本女子バレーの快進撃”に本音を吐露!「きっと韓国にだってできる」

AI要約

バレーボール・ネーションズリーグ(VNL)が終了し、日本代表チームの快進撃と自信を手に入れた様子が描かれています。

韓国女子代表のイ・ダヒョン選手は日本女子バレーの実力に感銘を受け、チームの成長と挑戦意識を示唆しています。

韓国女子代表も新監督のもとで成長し、前進の方向性を感じつつあると述べられています。

「日本は私たちより小さいけど…」危機感を覚える韓国期待の23歳が“日本女子バレーの快進撃”に本音を吐露!「きっと韓国にだってできる」

 大盛況のもとに幕を閉じたバレーボール・ネーションズリーグ(VNL)。日本は男女ともに代表チームが快進撃を繰り広げ、ともに堂々のファイナル進出を果たして、日本列島を熱狂の渦に巻き込んだ。来るパリ五輪本番に向けて、これ以上ない自信と収穫を手にした。

 洗練されたチームプレーで世界2位の座を掴んだ日本女子代表。そんな彼女たちのハイパフォーマンスに熱い視線を送っていたのが、韓国女子代表の若き中軸だ。23歳のミドルブロッカー、イ・ダヒョン。全国紙『スポーツ朝鮮』のインタビューに応え、「4年目になるVNLを戦って、あらためて世界に出ていくことの重要さを痛感しました。タイやベトナムの選手たちでさえ国外でプレーして経験を積んでいる。世界の潮流を感じなければならないと思いました」と語った。

 そのうえで、日本女子バレーの充実ぶりに言及した。「私たちと日本の選手たちは体格が似ているし、むしろ日本のほうが小さいでしょう。今大会ではひそかにアジア勢の躍進を期待していましたが、一方で、やはり(日本の上位進出に)悔しい気持ちもありました」と正直な想いを吐露。そして「日本の準優勝を見て、韓国にだってやれるとも感じました。日本の選手たちのボールを扱う能力は格別です。でも私たちは追いつけると思うし、決して遅くはない。練習では無駄に時間を費やさず、もっと実りある取り組みをしなければいけません。今後へのひとつの宿題を得たと感じています」と力を込めた。

 

 パリ五輪行きを逃がしていた韓国女子代表は、今年のVFLでも16チーム中15位と低迷。2年越しで30連敗を喫するなど不振に喘いだが、フェルナンド・モラレス新監督のもとで世代交代は着実に進んでおり、タイとフランスを相手に価値ある2勝も挙げた。

 代表チームを牽引するイ・ダヒョンは「ずっと崖っぷちにいて、今も危機感でいっぱいです。でも監督が来てから変化を感じているのは間違いない」と手応えを口にし、「チームとしての方向性が見えてきて、ずいぶんと雰囲気も良くなった。このまま前に進んでいけるとみんなが感じています」とポジティブな見解を示した。

構成●THE DIGEST編集部