JFA影山雅永技術委員長、五輪招集は厳しいも海外組増に「ポジティブに捉えたい」と私見

AI要約

日本サッカー協会(JFA)の技術委員会が、オリンピックの強化について私見を述べた。

今回のパリ五輪ではオーバーエージの選手は選外となったが、海外でプレーする選手が増えていることについて進歩を感じると述べた。

五輪に希望の選手を出すことは難しくなっているが、日本代表として力を発揮できる選手を大きく確保することが重要であると語った。

JFA影山雅永技術委員長、五輪招集は厳しいも海外組増に「ポジティブに捉えたい」と私見

 日本サッカー協会(JFA)の技術委員会が12日、都内で行われ、影山雅永委員長が取材に応じ、今後のオリンピック(五輪)の強化について私見を述べた。

 U-23を含め、海外でプレーする選手が多くなり、今回のパリ五輪ではオーバーエージ(OA)の招集はなし。移籍の可能性があるGK鈴木彩艶、MF鈴木唯人、MF松木玖生が選外となった。

 影山技術委員長は「海外でプレーする選手がほとんどいなかった時代からすると、すごい進歩」と述べた。サウジアラビアが自国から選手を出さないことで選手を強化する方式をとっているが「それが最もいいかというと、そうではない」。続けて「W杯カタール大会も、日常どこでプレーしているかが、結果に影響を及ぼすとのリポートが出ている。日常で高いレベルでプレーしている選手が増えていることを、ポジティブに捉えたい」と私見を述べた。「五輪に(希望の)選手を出すことは難しくなっている。最善は尽くすが、日本代表として力を発揮できる選手の構成、才能をどんどん発揮してくれる選手を大きく確保して、それぞれにどうチャンスを与えるかを議論している」と話した。