【高校野球】初出場の竹台、初勝利ならず 藤原将貴監督は涙、涙「野球を通して成長してくれた」

AI要約

東東京大会の第106回全国高校野球選手権の2回戦で、初出場の竹台高校は実践学園に5回コールドで敗れた。

竹台高校の野球部は昨年設立され、今年度から公式戦に初参加。試合後、監督は選手たちの成長を讃え、感極まって涙した。

竹台高校は少人数で戦い、神宮球場での試合を経験したが、敗れた結果にもかかわらず、新たな野球部の歴史を築いた。

【高校野球】初出場の竹台、初勝利ならず 藤原将貴監督は涙、涙「野球を通して成長してくれた」

◆第106回全国高校野球選手権 東東京大会▽2回戦 実践学園14Xー0竹台=5回コールド=(11日・神宮球場)

 初出場の都立高・竹台(たけのだい)は、実践学園相手に5回コールド負け。公式戦初勝利とはならなかった。

 「いろんなところで野球を通して成長してくれた」。試合後、藤原将貴監督(30)の涙は止まらなかった。昨年6月に同好会として発足し、12月に「部」へと昇格。今年度から東京都高野連へ加盟し、今大会で公式戦初出場を果たした。専用グラウンドはなく、校舎の通路で練習した日もあった。「つらいこと、大変なことも多かったけどみんな頑張ってくれた」とナインをねぎらった。

 東京都の高校球児にとって憧れの地である神宮での一戦。プレー中のけがにより石井敬太主将(3年)が途中交代するアクシデントにも見舞われた。だが、3年生3人、1年生9人と少人数で戦い抜いた。惜しくも敗戦となったが、竹台・野球部の歴史は始まったばかりだ。