熱中症で乗り代わりになった大江原比呂、回復し元気に調教騎乗、初重賞の函館2歳Sへ「緊張せず乗りたい」

AI要約

武市厩舎所属の大江原比呂騎手が函館2歳Sで重賞初騎乗を果たすことに期待が寄せられている。

大江原比呂騎手は、調教助手である父に影響されて馬に触れる機会が多かった過去を持ち、競馬学校時代も含めて初めての馬場入りとなる函館での騎乗にわくわくしている。

大江原比呂騎手は、函館と福島での合計9鞍を騎乗予定であり、特に日曜の最終レースで祖父の管理下にあるクルルに騎乗することで、縁ある馬との再会に期待を寄せている。

 大江原比呂騎手(19)=美浦・武市=が、函館2歳Sのラインパシオンで重賞初騎乗に臨む。10日に大井で予定していた2鞍は軽い熱中症のために騎手変更となったが、幸い回復して11日朝は元気に調教騎乗。「3頭乗って元気です。レースも予定通り乗れます」と笑顔を見せた。

 函館は小学生時代に調教助手である父・勝さんの出張について行ったことはあるが、競馬学校時代も含めて馬場入りは初めて。「普段通り、緊張せず乗りたいです。重賞に乗せていただきますし、アピールしたいです」とわくわくしている。

 土曜は函館でラインパシオンを含め4鞍。日曜は福島に移動して5鞍。日曜最終のクルルは、3月に定年引退した祖父・大江原哲元調教師が管理していた馬だ。「調教に乗りました。トモに非力さはありますが、長くいい脚を使ってくれます。久々ですが、息は全く悪くありません」と縁ある馬でも好騎乗を誓った。