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「イングランドだろうがオランダだろうが関係ないね!」3戦連発のスペイン10番、栄光の“3連覇”以来の快挙に自信満々【EURO】
スペイン代表がEURO2024の準決勝でフランス代表を2-1で下し、優勝に向けて王手をかけた。
16歳のラムネ・ヤマルが大会史上最年少ゴールを決めて同点に追いつき、ダニ・オルモが勝ち越しゴールを決める活躍を見せた。
スペイン代表監督もオルモの活躍を絶賛し、若手の才能が光るスペイン代表が再び躍進する可能性を示唆した。
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現地時間7月9日に開催されたEURO2024の準決勝で、スペイン代表はフランス代表とドイツのミュンヘンで対戦。2-1で接戦を制し、EURO連覇、10年ワールドカップを含めれば、メジャー大会3連覇を果たした2012年以来の優勝に王手を懸けた。
鮮やかな逆転劇だった。開始9分でキリアン・エムバペのクロスからランダル・コロ・ミュアニに先制点を許すも、21分に16歳のラムネ・ヤマルが大会史上最年少弾を叩き込み、同点に追いつく。
若きスターの歴史的なゴラッソで俄然勢いに乗ると、直後の25分にダニ・オルモの渾身のシュートで勝ち越した。最後にブロックに入った相手の足に当たっており、当初はオウンゴールと表示されたが、試合中に記録が訂正され、ダニ・オルモの得点に。これで頼れる10番は決勝トーナメントに入ってから3戦連発となった。
大会公式サイトによれば、ライプツィヒ所属の好調な26歳は「今、僕らは本当に近くにいる。(優勝まで)あと一歩だ」と興奮気味に発言。決勝の相手がどこであろうと関係ない、自分たちのプレーをするだけだと言い放った。
「僕らは信じられないようなチームだ。目標を達成するために、懸命に働いている。何よりも、我々はこの決勝を戦う資格がある。なんて素晴らしい試合だったんだろう。相手がイングランドだろうがオランダだろうが関係ない」
また、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督がダニ・オルモを絶賛。改めてその重要性を強く訴えた。
「私は彼の能力を知っている。怪我を克服し、リズムを取り戻すのに時間が必要だっただけだ。ダニがピッチでたらしてくれるものに感謝している。ピッチ上で26人の天才たちを率いることができて嬉しいよ。私たちは幸運にも、存在感と将来性のある非常に若いスペインチームを擁しており、ダニは最近の我々の旗手の1人だ」
若き才能が躍動するラ・ロハは、ドイツでもう1勝し、再び“無敵艦隊”としての航海を始められるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部