昨年王者アルカラス 逆転勝ちで2年連続ウィンブルドン4強、3時間超え熱戦制す<男子テニス>

AI要約

男子シングルス準々決勝でアルカラスが逆転勝利し、ベスト4進出

アルカラスは過去の成績や今大会の戦績を振り返る

準決勝でメドベージェフとの対戦が待つ

昨年王者アルカラス 逆転勝ちで2年連続ウィンブルドン4強、3時間超え熱戦制す<男子テニス>

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は8日、男子シングルス準々決勝が行われ、第3シードのC・アルカラス(スペイン)が第12シードのT・ポール(アメリカ)を5-7, 6-4, 6-2, 6-2の逆転で破り、2年連続2度目のベスト4進出を果たした。

21歳で世界ランク3位のアルカラスは昨年のウィンブルドン決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)を破り大会初優勝。今大会は大会連覇と、先月タイトルを獲得した全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に続く四大大会4勝目を狙っている。

今大会は1回戦で世界ランク269位のM・ラヤル(エストニア)、2回戦で同69位のA・ブキッチ(オーストラリア)、3回戦で第29シードのF・ティアフォー(アメリカ)、4回戦で第16シードのU・アンベール(フランス)を下し準々決勝に駒を進めた。

世界ランク13位のポールとの顔合わせとなった準々決勝の第1セット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた終盤の第12ゲームでアルカラスはセットポイントとなるブレークポイントを握られると、最後はポールにパッシングショットを決められ先行される。

第2セット、勢いに乗るポールにアルカラスは第2ゲームで先にブレークを許す苦しい展開となるも、直後の第3ゲームでブレークバックに成功。さらにアルカラスは第7ゲームでこのセット2度目のブレークを果たし、1セットオールに追いつく。

第3セット、両者序盤で1度ずつブレークを奪い合うも、アルカラスが第3ゲームで2度目のブレークを奪いリード。第7ゲームではさらにブレークを重ね、セットカウント2-1と逆転し勝利に王手をかける。

第4セット、アルカラスはファーストサービス時に93パーセントの確率でポイントを獲得しポールにブレークポイントを与えず、リターンゲームでは2度のぶブレークに成功し、3時間11分の熱戦を制した。

勝利したアルカラスは準決勝で第5シードのD・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準々決勝で第1シードのJ・シナー(イタリア)を下しての勝ち上がり。