【高校野球】清川さんに届けた! 京都先端科学大付が大物食い夏1勝 先輩と“同じ”横手投げエースが力投

AI要約

京都先端科学大付が京都翔英を4-1で破り、初戦突破を果たす。

主力投手の串田宇孝が素晴らしい投球で完投勝利し、夏1勝を清川栄治さんに捧げる。

古豪の京都先端科学大付はベスト4を目指して頑張る。

 ◇第106回全国高校野球京都大会 2回戦 京都先端科学大付4―1京都翔英(2024年7月9日 わかさスタジアム京都)

 京都先端科学大付が昨夏準優勝の京都翔英を4―1で下して初戦を突破する番狂わせを演じた。

 最速125キロで横手投げ右腕の串田宇孝(たかみち=3年)が被安打7、2奪三振で1失点完投勝利。計3併殺を奪うなど要所を締めた投球に「今日は守備に助けられました。最後まで自分1人で投げきるつもりでした」と胸を張った。

 同校OBで今年5月に死去した清川栄治さん(元近鉄、広島)に捧げる夏1勝となった。左右の違いはあれど、変則右腕の串田は、左腕だった清川さんと同じ横手投げ。スライダーを有効に使いながら凡打を積み上げた。

 旧校名の京都商時代に春夏15度甲子園に出場した古豪。串田は「目標はベスト4です」と言葉に力を込めた。