西武のファン離れが止まらない 成績低迷に主力選手の不倫報道…日曜でも観客席に目立つ空席

AI要約

西武は貧打や投手陣の不調に悩まされる中、敗色濃厚の試合終盤でロッテに敗れ、借金27になった。打線には新戦力を投入したが結果を残せず、先発陣も誤算が相次いだ。

チーム防御率は悪化せず、しかし救援陣が不安定で勝利が難しい状況。さらに4番岸潤一郎の不倫報道にファンからの落胆が広がる。

状況が厳しい中、西武ファンの空席が目立つ光景となり、不振と課題の山積みに困惑が広がっている。

西武のファン離れが止まらない 成績低迷に主力選手の不倫報道…日曜でも観客席に目立つ空席

 敗色濃厚となった試合終盤。ベルーナドームの左翼から三塁スタンドにかけて、西武ファンの空席がかなり目立つようになった。屈辱的な光景を見たくなかったのだろう。西武は7日のロッテ戦で2-9と敗れ、借金は今季ワーストの27に。開幕からロッテに11戦全敗と球団ワースト記録を更新した。

 今季の174得点はリーグワースト。ロッテ戦は11試合で4得点以上奪った試合が一度もない。松井稼頭央監督が休養し、交流戦から渡辺久信GMが監督代行となって、打線にテコ入れしようと手を打たなかったわけではない。

 奥村光一を育成から支配下昇格してスタメンに抜擢したが、打率.160、0打点と結果を残せず、2週間余りでファーム降格。巨人から松原聖弥をトレード移籍し、直後に「1番・中堅」で起用したが、打率.121と起爆剤になれていない。ソフトバンクから野村大樹をトレードで獲得すると、入団会見を行った翌7日のロッテ戦に「2番・一塁」でスタメン起用、犠飛で打点を上げたがヒットは出なかった。

 スポーツ紙デスクは、「既存の戦力が機能していないから、テコ入れに動かざるを得ないのは仕方がない。ただ、奥村はファームで結果を残していたわけではないし、打撃はまだ1軍レベルではない。松原、野村もトレード以前はファーム暮らしの選手だった。水谷瞬(日本ハム)のように覚醒する可能性がありますが、過度な期待は禁物です」とシビアな見方をする。

 貧打がクローズアップされるが、最下位低迷の原因はそれだけではない。攻守でミスが多く、やるべきことができていない。投手陣も中継ぎが不安定で大量失点で試合を壊してしまうケースが目立つ。課題が山積しているのが実情だ。

■トップクラスの先発陣に誤算続き

 西武の強みは投手陣と目されていた。昨年のリーグ防御率2.93はリーグ2位。先発陣には高橋光成、今井達也、平良海馬、隅田知一郎、松本航とエース級の実力者が並び、オフには大学№1左腕・武内夏暉が加入して、投手力はリーグでトップクラスと思われていた。

 ところが今季が始まってみれば、高橋光成は10試合登板でいまだ勝ち星なしの0勝8敗、防御率4.42で6月下旬以降はファームで調整中。平良も右前腕部の張りで5月上旬に戦線離脱した。先発陣に誤算が相次いだが、チーム防御率3.13は昨年から著しく悪化したわけではない。問題は救援陣だ。救援防御率4.08はリーグワースト。勝利の方程式を担っていた平井克典、水上由伸、増田達至がそろってファームで調整中。先発要員の松本航を救援に回したが、層の薄さを解消できていない。

 苦しい戦いが続く中、さらにファンから落胆の声が上がったのが、4番で起用されている岸潤一郎の不倫報道だった。

■「これ以上がっかりさせないでくれ」

「文春オンライン」(7月3日配信)によると、SNS上で知り合った女性と関係を持ったという。既婚者の岸は3年前の21年にもSNS上で知り合った女性を口説いたことが報じられたことがある。