女子選手の五輪参加認めず タリバン、「スポーツ禁止」理由に―アフガン

AI要約

アフガニスタンのタリバン暫定政権は、パリ五輪に女子選手の参加を認めない方針を示した。

IOCはアフガンから6選手を招待したが、暫定政権は男子3選手のみの参加を認め、女子選手の参加を禁止した。

タリバンは極端なイスラム法解釈に基づき、女性のスポーツ活動を禁止する方針を進めている。

 【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は、パリ五輪に同国の女子選手の参加を認めない方針を示した。

 AFP通信が8日伝えた。パリ五輪は2021年8月にタリバンが実権を奪還して以降、初の夏季五輪となる。

 国際オリンピック委員会(IOC)はアフガンから女子3人、男子3人の計6選手を招待。しかし、暫定政権のスポーツ当局の報道官はAFPに対し「アフガンで女性のスポーツは禁じられている」と述べ、男子3選手だけの参加を認めるとした。女子の3人は陸上と自転車の選手という。

 タリバンは極端なイスラム法解釈に基づき、スポーツだけでなく教育や就労の場からの女性排除を進めている。