「目指している場所に戻る」J1福岡・長谷部監督「欲が出た」京都戦を糧に天皇杯へ 「少しアビスパと似ている」愛媛FC戦

AI要約

J1アビスパ福岡は10日、松山市のニンジニアスタジアムで愛媛FCとの天皇杯3回戦に臨む。長谷部茂利監督は複数得点、無失点の白星を誓い、勝ち点3を狙って攻撃的布陣を崩さなかったことを振り返った。

福岡は前試合で黒星を喫し、天皇杯では中国リーグの福山シティFCに8―0で快勝。リーグ戦でも勝ち点を積み重ねたが、愛媛FCは難敵であり、底力を警戒しつつ試合に臨む。

過密日程を乗り越え、難敵に勝って再びリーグ戦で勢いをつけることが目標となっている。

「目指している場所に戻る」J1福岡・長谷部監督「欲が出た」京都戦を糧に天皇杯へ 「少しアビスパと似ている」愛媛FC戦

 J1アビスパ福岡は10日、松山市のニンジニアスタジアムで愛媛FCとの天皇杯3回戦に臨む。長谷部茂利監督(53)は8日の公開練習で「もう一度、自分たちが目指している場所(戦い方)に戻る、そういう試合をしたい」と複数得点、無失点の白星を誓った。

 福岡は7日のホーム京都戦でリーグ戦7試合ぶりとなる黒星を喫した。後半の追加タイムに追い付きながら、残りワンプレーで勝ち越しを許すショッキングな内容だった。「昨日(7日)も言ったように、僕の決断がいい方に転ばなかった。やっぱり少し欲が出た」。同点とした後も勝ち点3を狙って攻撃的布陣を崩さなかった試合を振り返った。

 4強以上を目指す天皇杯は、6月12日の2回戦で中国リーグの福山シティFCに8―0で快勝。「チャンスを多くつくって、ほぼピンチをつくらない。シュートを簡単に打たせない。そこが自分たちの戻る場所」。長谷部監督の言葉通り、福山シティFC戦の後はリーグ戦でも勝ち点を積み重ねた。

 ただ、愛媛FCは天皇杯2回戦で同じJ2の岡山に7―1で勝っている難敵。リーグ戦の直近2試合は複数失点で2連敗しているが、長谷部監督は底力を警戒する。「少しアビスパと(戦い方が)似ている。勝手にそう感じています。(愛媛の)石丸監督と(自分は)少し思考が似てるのかもしれない。立ち位置(ポジション)を試合中に変化させてみたり」。中2日の過密日程で難敵に勝って再びリーグ戦に勢いをつける。