最も人気なのは? J1リーグ観客数ランキング11~20位。最下位はサガン鳥栖…。苦しんでいるのは?

AI要約

明治安田J1リーグの2024シーズン前半戦のホーム観客動員数ランキングを紹介。

最下位はサガン鳥栖で、平均入場者数は8318人。対するアビスパ福岡は8952人で19位。

鳥栖はホームで強さを見せているが、観客数の面では改善の余地がある。

最も人気なのは? J1リーグ観客数ランキング11~20位。最下位はサガン鳥栖…。苦しんでいるのは?

 明治安田J1リーグの2024シーズンは前半戦が終了した。昨季途中より新型コロナウイルスによる制限もなくなり、観客動員は2019年以前に戻りつつある。今回は、J1リーグクラブの今季のホーム観客動員数を集計し、1試合の平均入場者数をランキング形式で紹介する。(データは第19節終了時点)

20位:サガン鳥栖

本拠地:駅前不動産スタジアム

収容可能人数:2万805人

今季平均入場者数:8318人

 駅前不動産スタジアムを本拠地とするサガン鳥栖は、1試合平均入場者数が8318人でリーグ最下位となっている。

 今季最多の観客数を記録したのは、ゴールデンウィーク開催の第11節・東京ヴェルディ戦で、1万3076人がスタジアムを訪れた。しかし、1万人を超えたのはこの1試合のみ。9000人台も開幕戦・アルビレックス新潟戦(9610人)と第4節・セレッソ大阪戦(9345人)の2試合だけとさみしい状況が続いている。ヴィッセル神戸戦、川崎フロンターレ戦、京都サンガF.C.戦では6000人台で、収容可能人数2万805人のスタジアムは空席が目立った。

 1試合平均が1万231人だった昨季は、1万人超えが7試合あった。シーズン最多動員となったアビスパ福岡との九州ダービーが今季はまだ残っているのは救いだが、それでも昨季に比べてペースが良くないことは確かだろう。

 鳥栖は今季ホームゲームで勝ち点13(4勝1分け5敗)を稼いでいるのに対し、アウェイでは勝ち点4(1勝1分け7敗)しか稼げていない。ホームゲームでの強さが残留のカギとなりそうなだけに、もっと多くのファンにスタジアムに来てほしいところだろう。

19位:アビスパ福岡

本拠地:ベスト電器スタジアム

収容可能人数:2万1562人

今季平均入場者数:8952人

 アビスパ福岡は、今季のリーグ戦1試合の平均入場者数が8952人となっている。J1で現在7位につけていることを考えると、この集客に満足できないだろう。

 昨季の福岡は、1試合平均入場者数が9766人だった。これは、終盤2試合で1万人以上を集客したことが大きい。特にYBCルヴァンカップ優勝の効果もあってか、最終節のサンフレッチェ広島戦で1万8309人が入ったことが平均を引き上げている。

 しかし、その勢いを今季につなげることができていない印象だ。開幕戦の北海道コンサドーレ札幌戦の入場者数が9445人となると、初の1万人超えは第11節のガンバ大阪戦だった。第18節のサガン鳥栖戦で今季最多の1万5880人が入ったものの、それ以外の多くの試合で空席が目立っている。

 コロナ禍以前でJ1で過ごしたシーズンでは、2016シーズンの1試合平均入場者数が1万2857人だった。「エレベータークラブ」を卒業して4年連続でJ1を戦い、それもトップハーフにいる福岡なだけに、もう少し観客数を増やしていきたいところだ。