【別府競輪(モーニング)FⅡ】支部長職を満了した須賀和彦

AI要約

須賀和彦が競輪に集中するために茨城支部長を退任し、競輪業界における意見や願いを述べる。

競輪の賞金に関する意見や競輪業界全体の発展を願う記者の声が反映される。

須賀和彦と記者のコメントが交えられながら、競輪業界の今後に対する期待が語られる。

【別府競輪(モーニング)FⅡ】支部長職を満了した須賀和彦

<7日・別府競輪・前検日>

<記者コラム・造田大の大勝負>

 須賀和彦が競輪に本腰を入れる。6月をもって茨城支部長職を退任。「練習量は大きく変わっていないけど、競輪に集中できるようになりました」と肩の荷が下りた様子だ。

 6月下旬に行われた取手記念が支部長として最後の大仕事。「売り上げも伸びて大盛況でした。ありがとうございました」。茨城支部を束ねてきたことで分かったことがある。「全輪協(全国競輪施行者協議会)やJKAなどいろいろな人たちの協力で、競輪が成り立っているんだと。『選手は宝』と言うけれど、僕としては選手以外もすべて宝ですね」

 一方、輪界をより良い業界にするための意見も持っている。「A級の賞金を上げてほしいなと。大きいレースの賞金ばかり上がるけど。モーニングやミッドナイトから競輪を始めて、それから9車立てを買うでしょ? 僕らA級も売り上げに貢献していると思います」。かくいう記者もミッドから競輪を始めた身で、説得力がすごくあるように感じた。

 昔よりも賞金は微増しているが、ビッグレースの増加率に比べたらまだまだ。須賀のように広い視野を持った人たちが少しでも競輪業界に増えてくれたら、さらにいい業界になるはずだ。▼5Rは須賀が高橋幸司追走からこん身の差しを繰り出す。7―1=236。

 ▼2R(橋本陸)点数は負けているが、タテのスピードは根藤浩二に勝っている。先行すれば踏み勝てそうで、番手松田直也との九州ワンツーが見えてくる。2=4―567。