30年ぶり波乱 ウィンブルドンで昨年女王が初戦敗退、大会史上2度目<女子テニス>

AI要約

昨年のウィンブルドン女王で第6シードのM・ボンドロウソワが1回戦で世界ランク83位のJ・ブザス・マネイロにストレートで敗れ、初戦敗退となった。

ボンドロウソワは昨年四大大会初制覇を果たしたが、足の負傷による途中棄権からの復帰戦で力尽きた。

1994年以来の珍しい昨年女王の初戦敗退となり、次戦はブザス・マネイロがボグダンまたはブクサと対戦する。

30年ぶり波乱 ウィンブルドンで昨年女王が初戦敗退、大会史上2度目<女子テニス>

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は2日、女子シングルス1回戦が行われ、昨年女王で第6シードのM・ボンドロウソワ(チェコ)は世界ランク83位のJ・ブザス・マネイロ(スペイン)に4-6, 2-6のストレートで敗れ、初戦敗退となった。なお、同大会で昨年女王が初戦で敗れるのはオープン化以降 史上2人目となった。

25歳のボンドロウソワは昨年のウィンブルドンに世界ランク42位として出場すると、V・クデルメトバやD・ヴェキッチ(クロアチア)、M・ブズコバ(チェコ)、J・ペグラ(アメリカ)、E・スイトリナ(ウクライナ)ら強敵を次々倒し決勝に進出。最後はO・ジャバー(チュニジア)をストレートで下し四大大会初制覇を成し遂げた。

世界ランクもキャリアハイとなる6位をキープし迎えた今回の防衛戦だったが、先月20日のエコトランス レディース オープン(ドイツ/ベルリン、芝、WTA500)2回戦では芝に足をとられ転倒し負傷。大事をとって途中棄権した。

ウィンブルドンが復帰戦となったボンドロウソワは第1セット、第1ゲームでブレークを許すも第4ゲームでブレークバックに成功。しかし、第7ゲームで2度目のブレークを奪われ先行される。

続く第2セット、反撃に出たいボンドロウソワだがファーストサービスが入ったときのポイント獲得率が44パーセントに留まると3度のブレークを許す。自身は1度しかブレークを返すことができず、1時間7分で力尽きた。

なお、1968年のオープン化以降のウィンブルドンで昨年女王が初戦敗退となるのは1994年のS・グラフ(ドイツ)以来 史上2人目となった。

勝利したブザス・マネイロは2回戦で世界ランク57位のA・ボグダン(ルーマニア)と同64位のC・ブクサ(スペイン)のどちらかと対戦する。