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問題だらけだったイタリア代表の敗北劇 クオリティ低下した中盤、キエーザ頼みのサイドなど2026W杯へ課題多く
イタリア代表はEURO2024でスイスに完敗し、連覇ならず。チームのクオリティが低く、選手不足が露呈した。
中盤や最終ラインの問題点、サイドからの突破力不足などが挙げられる。選手の招集も含め、改善すべき点が多い。
次なる目標は2026ワールドカップ出場権獲得だが、スイス戦の結果から改善が急務である。
![問題だらけだったイタリア代表の敗北劇 クオリティ低下した中盤、キエーザ頼みのサイドなど2026W杯へ課題多く](/img/article/20240702/6683f1ca3acbe.jpg)
EURO2024・ベスト16でスイス代表に完敗し、EURO連覇とはならなかったイタリア代表。スイス戦は内容的にも完敗で、良いところはほとんどなかった。
果たしてどこに問題があったのか。『Get Football News Italy』は、あらゆる点がチグハグだったとルチアーノ・スパレッティ率いるアズーリを振り返る。
「まず第一に、アズーリの選手たちはそれほど優秀ではなかった。チーム全体のクオリティが欠けていた。監督だけではチームの経験不足を補うことはできない。ジョルジョ・キエッリーニ、レオナルド・ボヌッチの代表引退はスパレッティのせいではない」
「中盤は前回大会ほどのクオリティがなかった。マルコ・ヴェッラッティはもういないし、信頼できる選手はニコロ・バレッラくらいだ。最終ラインではアレッサンドロ・バストーニ、リッカルド・カラフィオーリ、アレッサンドロ・ボンジョルノがいたが、彼らは非常に似たセンターバックだ。右センターバックのエリアは問題だった」
また、ワイドから仕掛ける選手が不足していたとも指摘されている。サイドからの突破はフェデリコ・キエーザに頼っている部分が多く、他のオプションはステファン・エル・シャーラウィくらいだ。
2023-24シーズンにナポリでリーグ戦8ゴール7アシストを記録したFWマッテオ・ポリターノ、ボローニャでリーグ戦10ゴール2アシストを決めたFWリッカルド・オルソリーニといった選手も、招集できていればオプションになったかもしれない。
次の目標は2026ワールドカップ出場権獲得となるが、スイス戦の内容はショックが大きい。世界トップとの差は明らかに開いており、やるべきことはまだまだありそうだ。