ドラ6→“12球団No.1”の最強直球「ホップしてる」 刻んだゼロに納得「惚れ惚れする」
オリックスのルーキー投手、古田島成龍の歴史的活躍と連続無失点記録に称賛が集まっている。
彼の持つストレートの威力がデータから証明され、ファンも興味津々である。
オリックスは調子が上がっていないが、古田島の奮闘がチームを浮上させる起爆剤と期待される。
ルーキーの歴史的活躍を支えた“魔球”に称賛の声が集まっている。オリックス・古田島成龍投手は6月28日のソフトバンク戦でプロ初失点。NPB新記録となる初登板からの連続無失点記録更新は果たせなかったが、快投を支える原動力となった“武器”は、データからも凄まじい威力が証明されている。
取手松陽高、中央学院大、日本通運を経て昨年ドラフト6位で入団。開幕1軍入りを果たすと、4月6日のロッテ戦でプロ初登板して1イニングを無失点。その後も快投を続け、6月23日の西武戦も無失点に抑え、初登板からの連続無失点は22試合に。広島・栗林良吏投手、楽天・宮森智志投手に並ぶプロ野球記録に並んだ。28日のソフトバンク戦で、柳町達外野手に適時打を浴びて初失点を喫したものの、その後はまたゼロを並べている。
セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、ストレートの平均球速速147.2キロはパ・リーグ全体でも40位と決して速い部類ではない、しかし、ストレート100球当たりの失点増減を示す指標「wFA/C」は3.95。20投球回以上の投手では、平良海馬投手（西武）、宮城大弥投手（オリックス）を抑えて堂々の12球団1位だ。
快投を続けるルーキーの“魔球”に、ファンも興味津々の模様。「ストレートえぐない？」「惚れ惚れする威力」「ホップしてる感じがする」「レベルが違う」「投げ間違いがないんだよね」「この順位でほんとよく獲れたなぁ」と称賛の声があがっている。
昨年までパ・リーグ3連覇を果たしているオリックスは、6月終了時点でリーグ5位となかなか調子が上がっていないが、25歳ルーキーの奮闘は浮上への起爆剤となるだろうか。
