パドレス・松井裕樹が吉田斬りを振り返る「嫌だったけど、アウトが取れて良かった」
パドレスの松井裕樹投手が11試合連続無失点を達成し、日本時代の打者吉田正尚に対しても好投。
松井投手は吉田との対戦で落ち着いた投球を見せ、1イニングを無失点で抑えた。
松井投手は自身の投球に自信を持ちつつ、毎試合ゼロで帰ってくることをモットーにしている。
◆米大リーグ レッドソックス１―１１パドレス（２９日、米マサチューセッツ州ボストン＝フェンウェイパーク）
パドレスの松井裕樹投手が１０―１で迎えた７回から、２番手で救援登板。先頭の吉田正尚外野手を一ゴロに打ち取るなど、１回を投げ１安打無失点、２三振で、防御率は３・５０。連続試合無失点を自己最長の「１１」に更新した。吉田は「５番・ＤＨ」で先発し、９回の守備でＤＨに捕手が入って交代。３打数無安打で打率を２割３分８厘とした。
試合後の松井の質疑応答は以下の通り。
―登板を振り返って
「空振りも取れて、ゼロで（ベンチに）帰ってこられたので良かった」
―先頭・吉田との対決。意識は。
「（７回）１死になって（ブルペンに）電話が来た。（味方の）攻撃が長くなって、ちょっと余裕ができて、打順を確認したという感じです。いい打者なので、嫌だったけど、結果としてアウトが取れて良かったです。（初球は）引っかけちゃった。（２球目、３球目）ボール球に手を出してくれた。まっすぐに近い軌道から曲がったんで。正尚さんは対戦してボール球を振るイメージがなかったので。それは、いいボールが投げられていたということかなと思う」
ー日本時代は２１打数７安打と、打たれていた。
「正直日本の中で（吉田さんは）群を抜いていたので。基本的に中継ぎは、歩かしベース。やっぱり後ろの打者との差がどうしてもあるくらい飛び抜けていた選手なので。基本、抑え込んでいる選手はあんまりいないんじゃないですかね」
ー高めのまっすぐで打ち取った。
「ポップフライになればというところ。持ち味のまっすぐの動きを生かしてというところ」
ー最後の打者は３球三振。無駄球をなくすという意味で３球勝負は心掛けているか。
「こっちの打者は、なかなかボール球で誘っても見向きもしてくれない。ストライクゾーンギリギリの誘い球のクオリティーをちょっとずつ上げて、空振りが取れている。あきらかなボール球は減らせているかなと思います」
―１１試合連続無失点。
「毎試合ゼロで帰ってくることを続けていかないといいところで投げさせてもらえないので。ゼロを続けて、ちょっとずついい場面に食い込んでいけるように頑張りたいです」
