あまりにも残念…。ユーロ2024、グループリーグ期待ハズレの選手(3)屈辱の先発剥奪…。初戦でボロボロだったCL王者の男

AI要約
ウクライナ代表のGKアンドリー・ルニンがユーロ2024で低調なパフォーマンスを見せた。彼は初戦で失点に絡むミスを犯し、3失点を喫している。その結果、第2戦からは別のGKが抜擢されるなどポジション争いで明暗が分かれた。
あまりにも残念…。ユーロ2024、グループリーグ期待ハズレの選手(3)屈辱の先発剥奪…。初戦でボロボロだったCL王者の男

 現地時間6月26日にEURO2024(ユーロ2024)のグループリーグ全日程が終了した。イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリのように評価を大きく上げた選手もいれば、低調なパフォーマンスに終わった選手もいる。今回は、出場国の中で期待外れに終わった選手をピックアップして紹介する。

GK:アンドリー・ルニン(ウクライナ代表)

生年月日:1999年2月11日

グループリーグ成績:1試合3失点

 2023/24シーズンに所属するレアル・マドリードで、シーズンの大半を怪我のために不在だったティボー・クルトワの穴を埋めたのがアンドリー・ルニンだった。チェルシーからローン移籍で加入していたケパ・アリサバラガとのポジション争いを制し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではビッグセーブを連発して優勝に大きく貢献していた。

 この好調そのままに、ユーロ2024(欧州選手権)に乗り込んだが、ルーマニア代表との初戦で失点に絡むミスを犯している。味方選手から受けたバックパスをダイレクトで左サイドの選手に展開しようとしたところをルーマニア代表の選手に奪われてしまい、最後はニコラエ・スタンチュに強烈なミドルシュートを決められてしまった。

 そもそも相手選手がプレッシャーを掛けてきている場面でのバックパスだったため、彼に全ての責任があるとは一概に言えないが、狙ったところにパスが通っていない以上は批判をされても仕方ない。53分にはラズバン・マリンにもボックス外からミドルシュートを決められ、57分にもダメ押しとなるゴールを決められた。

 1試合で3失点を喫したことで、セルゲイ・レブロフ監督は第2戦からGK交代を決断。正GKに抜擢されたアナトリー・トルビン(ベンフィカ)は2試合で9本の枠内シュートを打たれながら、1失点に抑えてみせた。両者はハイレベルなポジション争いを繰り広げていたが、この3試合で大きく明暗が分かれた。