【陸上】真野友博は走高跳で「最低限」の3位 五輪選考で「普段の日本選手権と比べると緊張した」/日本選手権

AI要約

男子走高跳で真野友博がパリ五輪代表選考会に参加し、2m20で3位に入った。

真野は難しいコンディション下で競技し、2m25をクリアできず懸念を持っていたが、次に向けて前向きな姿勢を示している。

真野はパリ五輪代表選出に向け、自己記録の更新を目指し、五輪の舞台での戦いを心待ちにしている。

【陸上】真野友博は走高跳で「最低限」の3位 五輪選考で「普段の日本選手権と比べると緊張した」/日本選手権

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)4日目

パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の4日目が行われ、男子走高跳で2022年オレンゴン世界選手権8位入賞の真野友博(九電工)は2m20で3位だった。

「難しいコンディションの中で、結果だけみれば3位に滑り込むことができたので本当に最低限です」。ワールドランキングでパリ五輪出場圏内につける真野は、少し安堵した表情を浮かべながら振り返った。

2m10から試技を始めて、2m20まではすべて1回目でクリア。しかし、2m25は3回とも今ひとつ高さが出なかった。「パリ五輪が懸かっているので、普段の日本選手権と比べるとより一層緊張しました」。大会前の1週間は気持ちの「浮き沈み」が激しかったが、大崩れせずにまとめるところに強さを感じさせた。

自己記録を2cm上回る2m31をターゲットにしていただけに、「残念ですが、跳べるベースはできていると思うので次に向けて課題を修正したいです」と前を向く。

パリ五輪代表への選出は有力だとみられ、「まずは自分の一番良い状態に持って行きたいです」と強調する。その上で、「3位で負けてはいるのですが、しっかり勝ち取ることができました。パリでしっかり結果を残したいと思います」。初となる五輪の舞台での戦いを心待ちにしている。