【陸上】柳田大輝は2位と1000分の5秒差の3着でパリ五輪は厳しい状況に 男子100m決勝

AI要約

昨年のアジア選手権王者の柳田大輝(20=東洋大)が、100メートル決勝で3着にとどまり、パリ五輪参加標準記録を突破できず代表入りが厳しい状況になった。

柳田は過去の実績や記録を持ちながらも、この日の競技では順位を下げる結果となったことが明らかになった。

準決勝を2着で通過していた柳田だったが、決勝では2位と同タイムの3着に終わり、厳しい状況に立たされている。

<陸上:日本選手権>◇6月30日◇第4日◇新潟・デンカビッグスワンスタジアム◇男子100メートル決勝

 昨年7月のアジア選手権王者の柳田大輝(20=東洋大)が、2位と同タイムながら1000分の5秒差の10秒14(向かい風0・2メートル)で3着にとどまった。今大会でパリ五輪参加標準記録(10秒00)を突破して優勝すれば一発内定だったが、一転して代表入りが厳しい状況になった。

 柳田は群馬・東農大二高を経て、22年4月に東洋大へ進学。同年の世界選手権で400メートル(4×100メートル)リレー代表になり、翌23年の同選手権では100メートルで準決勝に進出した。今月15日には追い風3・5メートルの参考記録ながら9秒97を記録していた。

 29日の予選は10秒26(追い風0・5メートル)で組1着で通過したが、準決勝は10秒20(向かい風0・2メートル)で組み2着で決勝進出を決めていた。