【高校野球】福岡大会開幕 開会式は熱中症対策の観点から希望制で82校が参加 星琳主将が選手宣誓

AI要約

第106回全国高校野球選手権福岡大会が北九州市民球場で開幕し、82校の参加があった。

開会式では選手宣誓が行われ、星琳の小山琥太郎主将が熱いメッセージを送った。

マイクトラブルにも負けず、選手たちは熱い戦いに向けて意気込みを語った。

【高校野球】福岡大会開幕 開会式は熱中症対策の観点から希望制で82校が参加 星琳主将が選手宣誓

 ◇第106回全国高校野球選手権福岡大会(2024年6月29日 北九州市民)

 戦国模様が予想されている高校野球の夏の福岡大会が29日、開幕した。午前11時から北九州市民球場で開会式が行われた。

 開会式はこれまでと違い(1)遠方から来る学校の負担への配慮(2)期末テストの期間と被っている学校への配慮(3)熱中症対策の観点から希望制での開催で82校が参加。選手宣誓は星琳の小山琥太郎主将(3年)が務めた。「この数年新型コロナウイルスや災害により多くの苦難、困難がありました。しかしこの経験により野球ができること、仲間と笑い合えること、当たり前のできごと一つ一つに感謝をすることができるようになりました。一投一打をかみしめながら全力で思いを込め仲間を信じ、これから始まる新しい物語に向かって全身全霊でプレーし、熱い最高の夏にすることをここに誓います」などと宣誓した。

 宣誓用のマイクが入らないアクシデントの中、マイクがなくても球場に響く大きな声でやり切り割れんばかりの拍手が送られた。「マイクが入ってなくて動揺したんですけど、いつも練習通りできたので良かったと思います」とほっと息をついた。学校の体育館で安井雅裕部長と練習を重ねてきたという。昨年夏は福岡大大濠に勝利するなど16強入り。「この勢いで頑張ります。今年こそは甲子園を狙ってやっていきます」と笑顔で球場を後にした。